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コーティング

ポルシェ【コーティング専門店】激艶となる職人コーティング。ダイジェストで紹介!神奈川県川崎市

「コーティングに興味があるけど、実際にどんな作業をしているんだろう?」
今回は、こんな疑問をお持ちの方向けに、コーティング施工の流れを詳しくご説明します。

今回のお客様は、ポルシェのボクスターを中古で買われて、乗り出す前に新車の状態に戻したいということで、ご依頼いただきました。
そこで、お客様のご希望に沿った作業のやり方をご提案させていただきました。

具体的なコーティングの工程としては

  • 洗車
  • 磨き
  • コート剤の塗布

の流れとなります。
それでは、さっそく見ていきましょう。
4倍速で撮影した動画版もありますので、ぜひ併せてご覧ください。

溶剤を使っての純水洗車

まず始めに、洗車を行います。
洗車といっても、ただ水をかけるだけではなく、専用の溶剤を使います。

車で普通に走っているだけでも、鉄粉や水垢が表面についてしまいます。
そこで、「ウォータースポットクリーナー」という溶剤を用いて汚れを落としていきます。
こちらの溶剤は、オンラインショップでも販売している商品です。

オンラインショップ

お客様からは、「どうせ磨くのであれば、わざわざ洗車で汚れを取らなくてもいいのではないか」とご質問されることあります。

ですが、塗装に汚いものが乗っている状態で磨きをかけてしまうと、実は塗装を傷つけてしまうんですね。

汚れが固まっている塗装を深く削ってしまって、塗装の膜厚を減らしたり、バフも劣化して塗装面を傷つけたりということが考えられます。
そこで、全部の汚れを溶解除去してからスタートするわけです。

汚れを落とさず、すぐに磨いていくという会社さんもあるかもしれませんが、当社・佐藤自動車では、このようにやらせていただいています。

佐藤自動車では、板金塗装を20年やっておりまして、塗装についてかなりシビアです。
当社では事前に汚れを落とすことは必要であると考え、こだわりを持って作業しています。

こちらは、側面の洗車をしているところです。
水垢を除去し終わったので、タールクリーナーを使い、脱脂をしているところです。
車の表面には油分の汚れもつくので、それを落としているんですね。
タールクリーナーも、オンラインショップで販売しております。

ホイールも綺麗に洗います。
今までと同じように、ウォータースポットクリーナーやタールクリーナーで綺麗にしています。

へたにゴシゴシこすってしまうと、ホイールも塗装なので傷つけてしまう可能性があります。
マイクロファイバークロスを使って、丁寧に洗っていきます。

マスキングで下準備

すべての汚れを溶剤で落とし終わったら、磨きの準備に入ります。
磨きをかける前には、マスキングテープを使って車をカバーします。

余計なところに傷がついてしまわないよう、テープを貼っていきます。
特に、今回のポルシェ・ボクスターは幌タイプになりますので、幌のところ傷つけるわけにはいきません。
また、磨き剤を飛ばしてしまうのも論外ですので、きちんとテープで覆います。

ダクトもそうです。
コンパウンド(磨き剤)がダクトに入り込むと取りにくくなってしまうので、マスキングを行います。

ボンネットにもマスキングを施します。
ボクスターは後ろにエンジンがあり、ボンネットはトランクとして荷物が詰めるようになっています。
ボンネットも室内と考えて、コンパウンドが中に入らないよう、テープで守ります。

当社では、油分が入ってない磨き剤を使っています。
水で流せば落ちるので基本大丈夫ですが、磨き剤を表面に残したくないため、マスキングを大事に考えています。

さて、フロントガラスについてはマスキングすることもありますが、今回は磨きをかけるため、囲わずにおきます。

ホロも囲っていきます。
テープを二重にするなど、幌には絶対に磨き剤がかからないようにします。
塗装に何かがついた場合は磨けば落ちますが、幌の場合は交換になってしまうので、かなり気を使いますね。

こだわりの磨き

磨き作業に入っていきます。
車の塗装のやわらかさ等に応じて、バフやコンパウンドやポリッシャー(研磨機)などの道具は、すべて塗装タイプに合うものを選びます。

下地処理の段階ですでに3〜4時間かけていますが、この磨き自体も、7〜8時間くらい磨いています。
単純に早く磨くことは簡単ですが、早く磨くとバフ目ができたり、塗装を薄くしてしまったりといろいろ弊害が起きるので、車に悪影響が出ないように作業しています。

細かいところや狭いところを作業するときは、小さいポリッシャーを使います。
また、作業の邪魔にならないよう、無線タイプを使っています
サイズの大きいポリッシャーだと、細かいところを傷つけてしまったり、綺麗にいかなかったりするので、小さいタイプも使い分けます。

フロントガラスには、研磨をして撥水剤を塗布します。
このときも、これも無線タイプのポリッシャーを使っています。

作業中は少しずつ水をかけて、汚れと弾き具合を確認しながら磨いていきます。
ポリッシャーが入らないくらい狭い場所は、手で磨きます。
磨きをかけて定着させたら、その後に撥水剤を塗布します。

フロントガラスの撥水剤は、2年くらい効果が持続するタイプを付けています。
撥水剤の中には、効果が半年とか1年というものもありますが、今回は2年のものを選びました。
注意点として、2年持つからといって、ワイパーがいらないわけではありません。必ず必要になります。

「ワイパーをやりたくない」という方は、そういうタイプの撥水剤もあるので、ご依頼の際にお話いただければと思います。
ただ、ワイパーいらずであれば、ご自身でやるタイプのほうがいいのかなと思っています。

次に、ホイールの作業です。
今回は、塗装は3層タイプの「グロスアーマー」という製品を使っています。
ホイールに関しては、セラミックコーティングになっています。
KUBEBOND(キューブボンド)のダイヤモンド9Hという製品を使っています。

コーティングをしていくと、かなりツヤが出てきます。
結構傷が入っていたので、ツヤを出すことによって傷も見えにくくなってきています。

ホイールには、セラミックコーティングはすごくおすすめです。
ガラスガードというものをホイールに使うこともありますが、基本的にはキューブボンドをお勧めしています。

グロスアーマーでコーティング

こちらは、グロスアーマーの1層目が終わり、2層目のGR-1コートというものを塗っているところです。

2層目は、多めに塗ってから拭き取ります。
普通これで拭き取って終わりですが、今回はもう1回コーティングを入れています。
溶剤を拭き取るときはマイクロファイバークロスを使いますが、ちょっとボコボコ感が出て、フラットにならないんですね。
そこで、フラットな皮膜を作るために、再度コート剤を入れるわけです。
均一な皮膜になるよう、意識しながら拭き取っています。

ボンネットが終わったら、次はフェンダーパネルを塗っていきます。
ヘッドランプに関しても塗っていきます。

作業中は、横にランプを置いて表面がよく見えるようにしてから、塗装を行います。
塗り残しがあると、太陽光が当たったとき、表面がムラに見えてしまうんですね。
塗り残しや拭き残しを避けるため、近くから照明を当てて作業を進めていきます。

拭き取っているときも、かなり気を使っています。
横からライトを当てたり、頭にヘッドランプをつけて、近くで見られるようにしたりします。
きちんとした作業環境がないと、綺麗なコーティングはまず無理だと考えています。

ご自身でも使いやすいコート剤も、オンラインで販売しています。
コーティングの説明動画もありますので、ご自身でやる場合は参考にしてみてください。
ただ、グロスアーマーについてはご自身で使うのはちょっと難しいので、販売はしていません。

お客様とご相談し、中も綺麗にしようという話になったので、ダクトの中にもコーティングをかけています。
これでも必ずヘッドランプをつけて横から確認し、皮膜がフラットになるように施工します。

私が心配性だからかもしれませんが、一度拭いたところ再び拭いて、目で見て確認するのをよく繰り返します。
この確認を省けばもう少し早く終わるかもしれませんが、「綺麗にコーティングを塗りたい」という気持ちがあり、気を抜かずに作業しています。

2層目が終わったら、トップコートを塗ります。
トップコートを塗って、乾拭きのマイクロファイバークロスで拭き取っていきます。

ちなみに、お客様には、メンテナンス剤として「グロストップ」というものをお渡ししており、メンテナンスをしていただきます。
メンテナンス動画もあるため、それを見ながら作業していただければと思います。
時間があるときや、風の吹かない室内で作業していただくと、汚れを取りながらツヤを復活させてくれるので、良い車の状態が長く持ちます。

側面が塗り終わったので、乾拭きで拭き取ります。
乾拭きをすることで、ツヤがすごく立ってくるんですね。

ポイントとして覚えておいていただくと、ご自身でワックスなどつけるときも乾拭きでサーッと拭いてあげるとツヤが出てきます。

別のお客様で、「シャインガード」という撥水系の製品を使った方に乾拭きをしていただきましたが、「すごくツヤが出た」とお返事いただきました。
乾拭きっていいんだな、とつくづく感じています。

こちらは、ルーフ(ホロ)を開けたところです。
中もトップコートをかけてほしいというご希望だったので、かけさせてもらっています。

コーティング完成

こちらが、コーティングが完成したところです。
かなりツヤ感が出ているのがお分かりいただけるのではないでしょうか。
新車以上のツヤ、と言っても過言ではないかと思います。

かなり時間をかけて作業させていただきましたが、車が綺麗になると、私の中でも嬉しく感じます。
このように、たとえ中古でも、新車のように綺麗な状態で乗り出していただけます。

「綺麗な車に乗りたい!」「コーティングに興味がある!」という方は、ぜひ当社・佐藤自動車にご用命ください。
必ずご満足いただけるような、質の高いコーティングをご提供させていただきます。
お問い合わせをお待ちしております。

 

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