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板金塗装・傷修理事例

フィアット500(白)の左ロッカーパネルに凹みが!プロの技術で新車同然に。その修理事例を公開!


 音声でもご紹介してますので、聴きながら記事を見ると分かりやすいです(^ ^)フィアット500(白)の左ロッカーパネルに凹みが!プロの技術で新車同然に。

今回の修理事例は、この愛くるしいヒップラインが特徴のフィアット500です(^^)

こんなかわいい車に凹みと傷がつくなんて、車といえども何だかちょっとかわいそうに思えてきます( ;∀;)

フィアット500・ロッカーパネルの凹み傷は誰の仕業?

フィアット500・ロッカーパネルの凹み傷は誰の仕業?

これはフィアット500がやってきたときの写真です。

左のリアタイヤの少し前、ロッカーパネルと呼ばれる部分ですが、この傷跡から察するに、見えないところにブロックがあって、偶然乗り上げてしまったのではないかと。。。

あ~、なんとも痛ましい(>_<)

確かにこの部分、よくぶつかる部分だと思います。
運転している人ならわかりますが、左の下って、何年乗っていても良くわかりませんからね。

仮に、そんな場所にブロックがあったとしても、まずわかりません!
車に乗る前、車のまわりをグルッと一周歩いて指さし確認とかをやっていたら別ですけど、普通はそんなことしませんから。

だから、
この部分は意外にいろいろな固いものがヒットして、凹んでしまうのでしょう(>_<)

フィアット500の余談ですが・・・

フィアット500の余談ですが・・・

凹んでいる部分の少し前方を、よ~く見てください。

前方への凹みが終わっている少し先に「▽」のマークがあります。

この「▽」マークはジャッキポイントとか、ジャッキアップポイントと言いまして、タイヤを外して交換するときに、この「▽」の下へジャッキをかけてくださいね、というポイントを示しています。

今回は「▽」の手前で凹みと傷が止まってくれているので良かったのですが、ここまでぶつかって凹んだり傷ついたりしていると、、、

板金塗装のやり方によっては、この「▽」マークがなくなってしまいます。
でも「▽」がなくなると、その時点で新車に見えなくなりますよね(´・ω・`)

今回は良かったですが、今まで何度も「▽」マークまで凹んだり傷ついたりしているフィアットを修理する場合には、佐藤自動車ではこだわりぬいて「▽」残すようにしています(^^)

確かにこのマークがなくても車の性能や、パッと見た印象は変わらないかもしれません。

でも、こういう細部にこだわった修理こそ、お客様へも喜んでもらえますし、こちらもやりがいのある仕事だと思うんです!

突き上げは凹みだけではありません

修理する部分の塗装を剥がして整えて「板金」した後の画

この写真は、修理する部分の塗装を剥がして整えて「板金」した後の画です。

今回の事例では、どうも下から何か固いものが突き上げて凹みと傷がついたようなので、凹み意外にも「高さ」の変化にも注意しておく必要があります。

と言いますのも、下から突き上げたということは、突き上がったところは凹みます。

そして、下から上に向かって大きな衝撃と力が働きますから、ぶつかった部分の上が少し高く(盛り上がる)感じに変形します。

空き缶をイメージしてもらえるとわかりやすいのですが、中身を飲んだ空き缶を「手でグッ」と握ると、握った部分は凹みますが、その上下は反対方向へせり出して(高くなって)きます。

これと同じ原理が、このフィアット500にも起きています。

ということは、
フィアット500の凹んだ部分だけ、どこかが押し出されているということです!押し出されるということは、車のボディーの鉄板が伸びることにもなります(+_+)

ですから、先ほどの写真のように、実際の凹みと傷よりも広い範囲を板金して、丁寧に鉄板が高くなり伸びた部分を調整して整えるようにしました!
このように、全体のバランスを考えて、こだわって調整すると、車の強度も戻ってきます!

歪みを残さないことは、負担が一カ所に集中しないことでもありますので、そのへんも理解して佐藤自動車では板金をしっかりやっています(^^♪

フィアット500の美しさを再現

フィアット500の美しさを再現

さて、板金で下地が整ったので、パテを使って、さらに美しさを再現するため整えていきます。

丸っこい車ですので、
曲線を意識しながら形を整えていくのがプロの腕と言えるでしょう(#^.^#)

そして、次には下地処理剤である「サーフェサー」を塗装します。

下地処理剤である「サーフェサー」

このように、塗装部分意外に塗料が飛ばないようにマスキングを行います。
タイヤもしっかりマスキングしています。

こちらが修理部分の拡大です。

下地処理剤を塗る

下地処理剤を塗ることで、この後に塗装するホワイトがしっかりキレイに乗るようにしています。

また、細かい傷や、パッと見ただけではわからないような細かいひずみをしっかり整えるのがここの作業。

新車のような形に整える最終段階ですので、ここが最高に集中している部分でもあります!

白いフィアット500なのに黒い塗装?

白いフィアット500なのに黒い塗装?

ホワイトのフィアット500なのに、どうして黒を・・・。

これには理由があります。

サーフェサーで最終の形に整えた後、車の下側に「アンダーコート」という、錆と傷を防いでくれる「ちょっと厚塗り」の塗装を行います。

アンダーコートがないと、車が走っているとき、路面から石を跳ね上げることで簡単に傷がつき、そこから錆が発生してしまうんです。

でも、
アンダーコードを車の下側に塗っておくと、塗装が分厚いので石が跳ねても鉄板まで傷が届かず傷や錆の心配がなくなります!

見た感じ黒くてブツブツしているので、
「かわいい車にいらないんじゃないの?」

と思ってしまうかもしれませんが、これやっておかないと車が錆びてしまいます。

車は錆びると耐久性が下がりますし、塗装がボロボロと剥がれてきます(>_<)
一番は、せっかくのお気に入りの車を長く乗れなくなるという悲劇が待っています。

また、万が一、車を売るとなったときの査定にも響きます。

だから、佐藤自動車では、見た目の大事ですが、
ちょっと一手間かけて長く快適に車を楽しんでもらうため、アンダーコートの塗装を1行程増やしてやっています(^^♪

いや、もっと安くしたい

このように思っておられる方もいらっしゃると思います。

「アンダーコートなんていらないから、とりあえず見た目だけ何とかして!」

という方も安心してください。

佐藤自動車では、
お客様のご要望に合わせて最適なプランをご提案させていただきます。

「新車みたいにして~」

「安くしたいから、下回りはいいよ~」

このようなご意見をお見積りやご相談のときにお話ください。

あなたに合った修理をプロが提案いたします(^^♪

フィアット500のロッカーパネル塗装

フィアット500のロッカーパネル塗装

いよいよフィアット500、塗装に入ります。

で、気になるのが塗装する面積です。

マスキングされていない部分、凹みと傷から比べるとちょっと広すぎませんか?と思った方。その通りです(^^)
もう少し小さな傷だったり、ロッカーパネルの角だけの凹みだったりしたのなら、もう少し小さい面積の塗装でOKです。

しかし、今回は少し凹みが大きかったのと、新車のように修理することがご要望でしたので、一番きれいに見える「ライン」まで塗装することになりました。

これだけの範囲を塗装すると、一部分だけ違うという感じもしませんし、後から色が違って見えるような、初歩的な影響も出ないんです(^^♪

佐藤自動車の場合、
メーカーさんやディーラーさんではやっていない「永久保証」をやってますから、修理の出来上がりは「永久保証」をお約束できるレベルでないといけません!

だから、今回は問題が出る可能性をなくしましたし、オーナーさんもフィアットを大変大事にされておられる方でしたので、

「これは新車と同じ状態にしなくては」

と思い、こだわりパワーを炸裂させたということです(^^)

オーナーさんの思いが強いと、こちらの思いも強くなります。

当然、思いが強くなると、出来上がりも最高に満足のいく状態に近づきます。

これはどの仕事でも同じだと思います。

私たちは、
お客様よりも、お客様のお車を大事にして、愛することが大事なんだろうなと、このかわいいフィアットを見て思いました。

フィアット500の塗装完成!

フィアット500の塗装完成!

いや、もう、ホント。

すごくいいツヤになりました(^^♪

フィアットも他の輸入車も同じですが、佐藤自動車ではメーカー指定の塗料である「スタンドックス」という塗料を使っています。この塗料は、メーカーさん、ディーラーさんと同じものですので、全く同じ色に仕上がります!

似たような国産塗料を使うところもあると思いますが、佐藤自動車では

「やっぱり輸入車は輸入車の塗料」

を使いたいですし、なんといっても

「新車と同じ状態にしたい」

というこだわりから、塗料メーカーまでこだわっています(^^)

フィアット500・左ロッカーパネルの凹み修理完了!

フィアット500・左ロッカーパネルの凹み修理完了!

きれいに仕上がりました(^^♪

そして「▽」マークもきれいに残っています。
小さい「▽」マークですが、やっぱりこれがないと雰囲気出ませんから。

そして、次の写真を見てください!

フィアット500・左ロッカーパネルの凹み修理完了!

あまり意識されないかもしれませんが、
フィアット500という曲線美の車の場合、タイヤハウスの曲線とタイヤの曲線、隙間の丸みも復元しました(^^)

ロッカーパネルの凹みだけを修理しても、タイヤハウスの曲線が歪んでいたら、フィアット500の魅力は半減です。
フィアット500という車の持つイメージやシルエットを、どの角度から見ても新車のように戻せたのではないかと思います。

お客様にお渡しするときに

「あ~、きれいになったね~」

と、すごく喜んでもらいました。

本当に大事にされているんだなぁ、って感じましたし、ここまでこだわってやって良かったなと。

佐藤自動車スタッフ

こんなふうにお車を大事にされているお客様を、私たちも大事にして

気持ちを入れて作業していけば、もっと喜んでいただけるんじゃないかと日々思っています(^^♪

今回のフィアット500のように、こだわりのあるお客様もお車も、佐藤自動車は大好きです。

そして、お車が大好きなお客様に、佐藤自動車を選んでいただけることを大変うれしく思います(^^♪