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板金塗装・傷修理事例

フィアット大損傷/事故車にならない修理方法!価値を下げない板金技術

「車を修理するとき、事故車になって車の価値が下がってしまうのではないか」
このような懸念をお持ちの方は多いかと思います。

ですが、ご安心ください。
大きな歪みや凹みができてしまった車でも、「事故車」扱いがされないように直すことは可能です!

具体例として、今回は、フィアットの修理事例をご紹介します。
右側のリアフェンダーパネルが大きく損傷してしまったので、板金修理をおこないました。

傷ついたフィアットがどうやって元通りになったのか、詳しい作業の流れをご覧ください。

フィアット大損傷

こちらが、フィアットの損傷状態を写した画像です。傷が黒く目立ちますね。

ご覧いただいているとおり、タイヤの前のアーチ部分が歪んでいます。
衝撃で大きく凹み、ラインがつぶれてしまっている状態です。

こちらの画像を見ていただくと、広い範囲で表面が歪んでいるのがお分かりいただけるかと思います。
リアフェンダーのドアハンドルの高さくらいまで、大きく歪みができてしまっています。

タイヤの右前については、ぶつかった影響で歪みが波及したというより、間違いなく一緒にぶつかったはずです。

この傷の具合からして、タイヤハウス(タイヤとボディーの間の空間)のライン部分が何かにぶつかったからといって、上側まで歪むのはありえないからです。

傷がないので見落とされがちですが、歪みの大きさを考えると、「おそらくぶつかったのだろう」という判断ができます。

さて、画像のとおりリアフェンダーはかなり凹んでしまっているので、ディーラーさんであれば間違いなく「交換」と言われてしまいます。

ですが、「交換」には大きなデメリットが2つあります。それは、

  • 値段が高くなる
  • 「事故車」になり、車の価値が下がる

ということです。

まず、新品のパネルを調達する必要があるため、値段が高くなります。
さらに、交換時はパネルの切り貼りをするため、「事故車」になってしまいます。

なぜ交換で「切り貼り」が必要なのかというと、リアフェンダーパネルはボルトで固定されているわけではないからです。
新しいパネルを使う場合、溶接してくっつける必要があります。
この過程で、切った貼ったという作業が発生するのです。

ご存知かと思いますが、事故車になると、車の価値は大きく下がります。
溶接をした車には、部品が外れる、錆びるといったリスクがあるため、安全性が低いと判断されてしまうのです。

お車を事故車にしないために、交換ではなく「修理」にすることが大事なポイントなのです。

こだわり板金

こちらが、板金が終わったあとの画像です。
凹みが直り、綺麗な元の形に戻っているのがお分かりいただけるかと思います。

しっかりしたタイヤハウスのラインはもちろん、上のところにあった歪みも修復され、元通りの形が再現できました。

ここで、板金の仕方を簡単にご紹介します。

一番上の位置から板金をしていくのではなく、ラインの箇所から作業をします。
というのも、ラインの部分が一番硬いからです。

柔らかい部分から板金を始めてしまうと、あとから硬いところに手を入れたとき、歪みが波及して、また凹んでしまう可能性があります。

もし、柔らかいところから板金してしまって凹みが戻り、もう1回直す…となると、鉄板の強度がどんどん落ちてきてしまうんですね。
それを避けるために、硬いところから板金していくのが基本です。

板金の順番は、かなり重要です。
最終的に見た目が綺麗になればいい、ということではなく、
「お車の状態を元に戻す・ぶつかる前の状態に直す」
というのが、プロの板金屋の仕事です。

佐藤自動車は、作業の質にもこだわりがあります。
そのため、お客様に「永久保証」をご提供できています。

こちらは、フィアットにパテをつけたところになります。
板金が終わったら薄くパテをつけて、ここから形をより正確に整えていきます。

形を整えるときは、まずはざっくりと形を作っていきます。
このとき、「ダブルアクションサンダー」という機械を使って研いでいきます。

ある程度の形を整えたら、次は手作業です。
サンドペーパーと呼ばれる「やすり」を使って、職人の手で研いでいき、また薄くパテをつけます。
そして再び研ぎつけていきます。

何度もこの作業を繰り返すことによって、精度の高い形、まるで新車のような状態が再現できるわけです。

下地処理

形をすべて整え終わったら、下地処理剤(サフェーサー)をつけます。

サフェーサーをパテの上に塗装することによって、ボディーカラーである水色の塗料を吸い込ませないようにするんですね。

パテはそのままだと塗料を吸い込みやすく、数ヶ月や数年後に影響が出てしまいます。
そのため、事前に下地処理を施すというわけです。
必ずサフェーサーを使うことで、塗装が綺麗に仕上がります。

さて、サフェーサーもただ塗って終わりではありません。サンドペーパーを使って削ります。
削るときは、400番、600番、800番というように、番手をどんどん上げながら形を作っていきます。
粗いペーパーだけで仕上げてしまうと、こちらも吸い込みの原因になってしまうんですね。
しかし、それでは当社自慢の永久保証ができなくなってしまうので、粗い目から細かい目を使い分けて、丁寧に作業していきます。

こだわり塗装

こちらは、塗装が完成したところです。
かなり良いツヤ感が出ているのではないかと思います。

当社・佐藤自動車では、輸入車には「スタンドックス」という水性塗料を使っております。
上質な塗料なので、新車のようなツヤ感が再現できるわけです。

車体に映った電灯の様子を見ていただくと、違和感のないような映り込みになっているかと思います。
最初の損傷状態と比べると、しっかり板金をして元通りの車体を再現できているので、車を売るときの価値を下げずに済みます。
これが、交換ではなく修理の大きなメリットです。

金額が安くなるのはもちろん、売るときも安く買い取られてしまっては、意味がありません。

当社では、車を売るときも価値が下がらないよう、修理したことがわからないクオリティを心がけています。

フィアット修理完成

こちらが、フィアットの修理完成画像です。
どこに凹みがあったのか、すっかりわからなくなりました。
事故を起こしていないと言っても、まったく違和感のない完成度になっていると思います。

価値を下げない技術

佐藤自動車集合写真今回は、フィアットのリアフェンダーパネルの修理事例をお伝えしました。
事故車にならないよう修理することで、売るときにも査定に響かない仕上がりにすることができました。

当社・佐藤自動車は技術にこだわりを持っており、おかげさまで、お客様に大変ご好評をいただいております。
ご遠方の方にご依頼いただくことも多く、とてもありがたいことだと思います。

佐藤自動車では、常にお客様に寄り添うことを第一に考えております。
お客様のご希望を丁寧にヒアリングし、「お客様にとってベストな方法」をご提案させていただきます。

車の価値を下げない修理なら、ぜひ佐藤自動車にお任せください!
お問い合わせをお待ちしております。