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板金塗装・傷修理事例

大公開!ロッカーパネルを溶接板金/技術力を要す熟練の技。


音声でもご紹介してますので、聴きながら記事を見ると分かりやすいです(^ ^)

今回は、フォルクスワーゲンのゴルフの修理事例をご紹介します。

今回の損傷箇所は、車の下側にあるロッカーパネル(サイドシルパネル)です。
このパーツに大きな凹みができたため、その修理となります。

今回は、少し変わったイレギュラーなやり方をしています。

メーカーさんであれば、間違いなく「交換」と言われてしまう事例ですが、佐藤自動車では、高い技術力で「修理」が可能となりました。

それでは、詳しく見ていきましょう。

ゴルフ、ロッカーパネルの損傷状態

<画像1-1>

<画像1-1>および<画像1-2>は、損傷状態の画像です。
右側後方、タイヤの前部分にある「ロッカーパネル(サイドシルパネル)」が凹んでいます。

<画像1-2>

ご覧のとおり、凹んで歪んでしまっています。

<画像1-3>

こちらは、上から撮った画像です。
上から見ると、パネルがだいぶ凹んで、隙間が開いているのがお分かりになるかと思います。

ぶつかった勢いで、黒いカバーのスポイラーが外れてしまったのです。
その影響で、ロッカーパネルに凹みができています。

スポイラーを外すと・・・

<画像2-1>

こちらの画像は、スポイラーを外したところです。
外してみると結構凹んでいることがお分かりいただけると思います。

実は、このお車にはちょっと変わった点があります。

このタイプのフォルクスワーゲンのゴルフには、ボルトが止まっています。
ロッカーパネルにボルトが埋め込んであり、そこにスライドさせてスポイラーが入る構造になっています。

しかし、このお車は、ぶつかった衝撃でボルトが折れてしまっています。 <画像2-2>

折れたボルトのアップの画像です。

<画像2-3>

こちらの画像を見ると、前の方にあるボルトはしっかりと止まっていますね。
しかし、中央にあるボルトは、ぶつかった勢いで折れてしまっています。

さらに、ただボルトが折れているだけであれば良かったのですが、
ボルトが入っているところが折れているということは、
この部分はもう駄目になってしまったということです。

中の部分が曲がってしまっているため、ボルトが入らない状況なのです。 <画像2-4>

こちらは、ボルトを外した画像です。これほどまでに折れてしまっているんですね。

新しいボルトに交換して、ロッカーパネルの鉄板を修理しなければなりません。

技術力を駆使した溶接板金

<画像3-1>

画像のとおり、ボルトの穴が開いていた部分が壊れてしまっているため、
いったん溶接して、穴を閉じます。

<画像3-2>

このように、全部閉じてしまいます。
閉じたところから、もう1回やり直すという手順を踏みます。

<画像3-3>

凹みを直しながら、穴を埋めていきます。
そして、形をしっかり整えてから、再度穴を開けて形を作り直します。

これは、すごく変わった特殊なやり方です。
パネルを交換してしまえば、穴はそのままついてくる形になります。

しかし、今回行なっているものは「修理」です。

穴が壊れてしまったものを、再度作り直すという形で修理を行なっておりますので、
かなり時間のかかる大変な作業でした。

凹みを直して、穴を埋めて、穴を開けて、形を整えて、スポイラーをまた合わせ、形を整える。
これを繰り返し、しっかりとスポイラーがつくように板金をしていきます。

再度穴あけ加工

<画像4-1>

こちらは、板金が終わり、穴を作った後の画像です。
薄くパテをつけて形を整えていきます。

この段階では、もう穴ができている状態です。
穴をパテで埋めるわけにはいかないので、テープで穴を塞ぎ、そこからパテをつけていきます。 <画像4-2>

こちらの画像をご覧ください。
穴ができている状態がお分かりいただけるかと思います。

ここから、またしっかりと形を整えていきます。 <画像4-3>

下地処理剤(サフェーサー)を塗装し、形を整えて下地処理を完成させます。
処理剤を塗装し、また研いで、形を正確に合わせていきます。

アンダーコートの一手間が重要(塗装)

<画像5-1>

塗装完成のところです。

この部分には、ボディカラーを塗装する前に、1枚ブツブツした塗装をかけます。
これを「アンダーコート」といいます。

新車のときからアンダーコートはかかっています。

なぜかというと、車が走っているとき、タイヤから石が飛んでくることがあります。
すると、その部分の塗装が剥がれて、錆びてしまいます。

それを防ぐために、アンダーコートという形で、ブツブツしたものを塗装します。
こうすることによって、石が飛んでも、アンダーコートが守ってくれるので、車が錆びないというわけです。

修理する場合も、佐藤自動車では新車と同じようにアンダーコートをかけております。
ブツブツとした肌感を出しながら塗装を行なっています。

このような部分もこだわってやらせていただいておりますので、そういったところで、当社をご利用していただいているところも多いのかなと思います(^^) <画像5-2>

こちらは、塗装が完成したところです。

穴も開いており、塗装のブツブツした感じも、しっかりと再現できたのではないかな、と思っております。

佐藤自動車では、「スタンドックス」というメーカーの指定塗料を使っておりますので、
ご安心いただければと思います。

ゴルフ、新車のように修理完成

<画像6-1>

完成した画像になります。

<画像6-2>

しっかりと板金を行なったことで、スポイラーも綺麗にはまっています。

板金は、きちんと合わせながら行わないと、最後で「合わない」という場合が考えられます。
そのため、作業中に何度も合わせて確かめることが重要だと考えております。

<画像6-3>

こちらは、修理部分をアップにした画像です。
しっかりとできているんじゃないかなと思います。

今回は、ゴルフのロッカーパネル(サイドシルパネル)、サイドスポイラーの修理における
イレギュラーな作業事例をご説明させていただきました。

今回のような事例は、メーカーさんやディーラーさんに依頼すると、間違いなく交換になってしまいます。

しかし、当社佐藤自動車であれば、しっかりとした高い技術力がございますので、
このように「修理」というご提案が可能です。

似たような損傷・故障の場合は、ぜひ佐藤自動車にご相談いただければと思います。
どうぞ、お気軽にお問い合わせくださいね。