自動車事故で、保険修理の場合
バンパーなどは交換が認められるのか?
修理でしか認められないのか?
作業者はどこまで修理をしてあげたいと思うのか?
ベンツの事故の保険修理を例にして、裏事情までお話ししたいと思います。
ぜひ参考にしてください。
目次
自動車事故・損傷状態
バンパー・フェンダー・ヘッドライトに傷が入っています。
今回の事故でお客様は、車両保険を使用しての作業を選択されたのですが、修理方法はどうなるでしょうか?交換なのでしょうか?
まずはそこからお話しを進めたいと思います。
作業内容
- ⑴バンパー修理
- ⑵フェンダー修理
- ⑶ヘッドランプ交換
⑴バンパー修理
バンパー修理?
保険だから交換じゃないの?と思われた方もいるかもしれませんがこれは修理になります。
オーナー様が交換したいと言われてもです!
その基準はなに?
その基準は車両保険・対物保険によって違いますので、詳しく記載します。
車両保険の場合、
バンパーが凹んでいるかどうか?
傷が深いかどうか?
傷の範囲が広いかどうか?
などなど色々な視点から保険会社が判断をします。
「修理で出来る傷は修理してください!」と保険会社は主張されるのです。
基本的に車両保険の場合には保険会社に判断をされてしまいますが、意義をとなえる事は可能ですので、もしどうしても交換したい場合は、修理工場にその事を伝えて、保険会社への交渉をしましょう!
絶対ダメだと厳密に規定されている訳ではないので、交渉の余地はあります。
対物保険の場合
(対物保険とは相手にぶつけられた事故で相手の保険で修理する事です)
対物保険の場合には、基本的にはバンパーを交換にするか、修理にするかはオーナー様が選ぶ事ができます。
なぜ選べるのか?
少し考えればお判りいただけると思いますが、
もしオーナー様が「そんな修理した車なんて乗りたくない!」と言ったらどうでしょうか?ぶつけられたのに作業方法まで指定されるってどうですか?愛車をぶつけられただけでもショックを受けているのに、尚且つ作業方法まで決められてしまうなんて!
この前提には、バンパーは修理するものではなく、交換するものだと根底にあるからだと思います。それは昔からの流れですが、
バンパーは昔、鉄板と言う時代がありました。
知らなかった方は多いと思いますが、バンパーもドアなどと同じく鉄板で出来ていて、メッキ加工されている自動車が多かったのです。
バンパーに損傷があれば基本的には交換!そう言う時代を経て今に至るからなのかもしれません。
今は正直、バンパーは交換ではなく修理で問題ない時代になりましたが、その名残があるのでしょう!
バンパーに凹みがある場合の参考事例
「車両保険を使う時。修理ではなくパーツ交換した方が良い理由!」
自動車事故・バンパー傷修理
バンパー全体の傷を修理しました。
あれ?
バンパーの傷って左側(助手席)だけでしょ?と思われたかもしれませんが、全ての傷をサービスでご修理させていただきました。
何度かご利用いただいているお客様でしたので、交換できないのであれば、サービスで全部直してあげようと思ったのです(^ ^)
これは完全にサービスの部類で、保険会社には請求できませんが、お客様の事を思うと・・・・
このように作業者の気持ちがこういう場所で影響するんですよね。
ですので、修理工場の人と仲良くなっている事で良い事が多少はありますので、相談出来る工場を見つけると良いと思います。
技術だけが良いお店、対応だけが良いお店、
やっぱり全てのバランスが良く、思いやりのあるお店を選ばれるのが良いのでしょうね!
弊社が思いやりがあると言いたいわけではなく(^ ^)
まだまだ足りない事はあると思っています。
お車を大事にしている方に、「良いお店が見つかると良いな!」と思って記事を書いております。(^ ^)
参考事例
「バンパーの擦り傷修理で損しない為に!塗装はどこまで?脱着は?」
自動車事故・フェンダー傷修理
フェンダーは少しだけ傷が入っている程度でした。
このフェンダーは保険会社が交換を認めても、修理の方が絶対良いです。
なぜ修理の方が良いのか?
フェンダーは「ボルト」で止まっています。フェンダーを交換するという事は、その「ボルト」を外して付け替えるのですが、付け替えた「ボルト」を見ると交換した事が分かってしまう事があります。
もちろん技術力でカバーできる事もありますが、わざわざリスクをとる事はありません。修理出来るのであれば、修理でするべきなのです!
売るときに査定に響く場合がありますので・・・・。
参考事例、
「車のバンパー傷修理とフェンダー交換と保険のお話【アウディ】」
自動車事故・ヘッドライト交換
バンパーを外してヘッドライトの中を撮った画像です。
ペンで指している所が割れています。
バンパーを脱着しないとわからない事ですので、脱着して初めて気づきました。
ヘッドライトの場合には少しの傷でも交換が認められます。基本的にはヘッドライトは修理が出来ない事になっていますので、交換が認められます。
最近ではヘッドライトも修理が可能になってきていますので、もしかしたら今後は交換が認められなくなる事も考えられます。
それはまだまだ先の話ですが・・・。
参考事例
「黄ばんだヘッドライトをピカピカに!磨いてコーティングでこんなに綺麗になります。」
自動車事故・保険修理で完成
ベンツBクラスに修理内容は、
- バンパー脱着修理
- フェンダー傷修理
- ヘッドライト交換
画像にも入っていますが、プラスで、モール2本・エンブレムも交換しました。
バンパーを塗装するのに脱着した方が良いもので、再使用出来ないものがモール・エンブレムでした。
厳密に言うと再使用出来ない事はないですが、保険会社が認めてくれる作業内容なのでという事です。
大変満足の行く修理ができました。
お客様にも大変お喜びいただき、大変嬉しかったです。
このようにサービスをした事でお喜びいただけると、すごく自分の存在意義を感じる事が出来て、こちらも嬉しいのです(^ ^)
このような気持ちで、
これからも技術力の向上と、サービスの充実を心がけ、沢山の方の笑顔に貢献出来るように頑張って行きます(^ ^)
保険の仕組み
「車両保険を使って修理する時の考え方とプロのアドバイス」
自動車事故・保険修理なら佐藤自動車にご相談ください。
こんな傷も凹みも修理できるの?
安く早く修理できるの?
保険を使った方が良いのかな?
などなど、何でもお気軽にご相談下さい。
分かりやすく丁寧にご相談に乗らせていただきます。