音声でもご紹介してますので、聴きながら記事を見ると分かりやすいです(^ ^)
今回は輸入車好きなら誰もが知っている。
車好きなら誰もが乗ってみたいと思っている。
車に詳しくなくても、名前を聞くと「あっ、知ってる!」となる、ドイツの有名スポーツカー
『ポルシェ・カイエン』
の左フロントフェンダーと左フロントドアの凹みキズ修理事例をお届けします(^^)/
目次
ポルシェカイエンの左フロントフェンダーとドア凹みキズ
まずは左斜め前からの写真をご覧ください。【画像1-1】
フロントドアのモールの少し上に凹みが出来ているのがわかります。
モールの上にあるフロントドアにデザインされたラインに重なるようにキズが出来ていますので、
- デザインされたラインの復元
- モールとドアの隙間に出来るラインの復元
2つのラインも凹みの修理と一緒に完成させる作業となります。
また、ボディーカラーと光の反射で見えにくいのですが、フロントタイヤの右上、フロントフェンダー部分にも凹みキズが出来ています( ;∀;)
こちらもドアの凹みと同じく復元することになります。【画像1-2】
こちらの写真は左側の真横からです。
こうやってみると、ドアにデザインされたラインの真上が凹んでいるのがわかります(>_<)
また、ドアとモールの隙間も狭くなっています。
この場合、デザインされたラインだけではなく、モールとの隙間も新車と同じように復元するのが佐藤自動車の技術の見せ所となります(^^)
ポルシェカイエン・左フロントドアのラインを意識して板金
【画像2-1】
ドアの凹みを板金したところです。
凹んでいた部分よりも大きく板金しているのは、実際にぶつかった部分よりも大きく歪みが出ていたためです。
凹んでいるドアの部分だけではなく、他にも影響して歪んだ部分までしっかりと直しておきます!【画像2-2】
この写真を見ていただくとわかりますが、モールを外して板金しています。
これはモールを外した方が作業をしやすいからなのですが、
先ほどもお話しましたように、ドアとモールの隙間もしっかり合わせないといけません。
また、ドアの板金を行うときには、必ず正しい基準が必要になります。
今回の場合、正しい基準は「モール」ですので、
モールを何度も何度も付けたり外したりを繰り返しながら、少しずつドアの板金を行い形を整えていきます。
ここまでこだわって板金することでラインもしっかり出てきますし、修理の完成度も高くなっていきます(^^)
さらに、佐藤自動車は「永久保証」というカタチでやらせていただいていますから、ここまでこだわってしっかり作業をしないと選んで頂く意味がありません!
ポルシェカイエン・左フロントドアを技術者の手でパテ整形
【画像3-1】
板金が終わりましたので、板金の上からパテをつけて形を整えていきます。
このとき、パテは薄く薄く使うのがポイントなんです!
修理するところによっては、
板金で完成の形を作るのではなく、パテを多く使って形を整えるところもあります。
でも、その方法ではパテが痩せてきて形が崩れるとか、後々トラブルが起こることもありますので、佐藤自動車では薄くパテを使うことにこだわっています。【画像3-2】
薄くパテを塗った後は、機械と技術者の手で研いで形を整えていきます。
多少は機械で研ぎ、後は全部人の手です。
手で研いで、手で触って、また手で研いで、また触って。
この繰り返しを何度も行い完成された形を作ります!【画像3-3】
こんな風にパテ研ぎが終わりましたら、そろそろ最終段階に入ります。
塗装の前に下地処理でもう一度研いでカタチを整形
ここで塗装を行うところもありますが、佐藤自動車ではもう一手間掛けています(^^)【画像3-4】
パテ研ぎしたところが黒くなっています。
この黒い部分、塗料がきれいに塗れるように「下地処理剤(サフェーサーと言います)」を塗ったところです。
下地処理剤を塗っておくと、塗料がドアやフェンダーの内部へ吸い込まれなくなり発色も美しくなります(^^)
ということで下地処理剤を塗った後、もう一度、塗ったところを研いで形の微調整を行います。
ポルシェカイエンの左フロントフェンダーとドアを塗装
【画像4-1】
いよいよ塗装ですが、塗料がついてはいけない部分がありますので、マスキングシートやマスキングテープで養生します。
ドアミラーやドアノブも一旦外します。
もちろんタイヤやヘッドライトも養生して万全の体制に。
そして、塗装を行うこの部屋、塗料と一緒にゴミやホコリが塗り込まれないように、
- ゴミ
- ホコリ
- チリ
完全シャットアウトしております。【画像4-2】
上の写真、塗装が終わったところです。
凹みもわかりませんし、色つやも新車のようになりました(^^)/
少し近づいたところからの写真がコレです。【画像4-3】
電灯の反射もきれいに写っています(^^♪
輸入車には輸入車専用塗料がお似合いなんです
【画像4-4】
このように新車と同じ色を再現できるのには理由があります。
輸入車オーナーさんなら経験があると思いますが、ディーラーさんやメーカーさんへ修理の話に行くと
「うちだったら同じ色になりますけれど、よそで修理すると同じ色にならないですよ。」
という言葉を聞くことがあると思います。
確かに同じ色にならないところもありますが、
佐藤自動車ではディーラーさんやメーカーさん指定の塗料、「スタンドックス」という輸入車専用塗料を取り寄せて使っています。
そのため写真のように、全く同じ色に仕上がるわけです(^^)
ポルシェカイエンの左フロントフェンダーとドア修理が完成
【画像5-1】
こちらの写真が完成したところです(^^)/
フロントフェンダーの凹み、フロントドアの凹みがわからなくなっています。
また、フロントドアとモールとの隙間のライン、ドアのデザインであるラインもぴったりな位置に戻っています。
当然ですが、塗装で外したドアミラーやドアノブも元に戻っています。
お客様にも大変喜んでいただけましたので、佐藤自動車にとっても大変うれしい修理となりました(^^)
今回のように、ドアやフェンダーの凹みだけではなく、お車のデザインを左右するような微妙なラインも含めて修理したいと思われたときには、佐藤自動車へご相談ください。
輸入車でも安心の同じ色。新車と同じ形へ整えさせていただきます(^^)/