自動車の塗装の経年劣化での色あせ。
やはり経年劣化で塗装が色あせてしまうケースが良くあります。
最近の車ではあまり見かけませんが、昔の日本車、昔の輸入車では良くあるんです。私の経験上やはり１０年以上前のお車に良く見受けられる症状です。

対処法は、やはり太陽が当たらないようにすることなんです。

屋根付きの駐車場に止めるか、シートカバーを被せるかが必要になると思います。色あせているパネルは、ボンネット、ルーフ、トランクの劣化の進行が早いので、一番の原因は太陽に当たることが原因と考えられます。

一昔前のお話をしますと、輸入車の塗装の劣化が激しい時代がありましたが、今の塗装はだいぶ丈夫になったと思います。

なぜ輸入車と日本車で違っていたのかを考えてみますと、その国の気候に合わせた塗装の質で製造しているのだと思われます。やはりしっかりとした四季がある日本だと耐えられない事があったのだと思います。

日本車で言いますと、ホンダ車のドアミラーの劣化が激しい時代がありました。この原因は塗装の下の素材に問題があり密着性が悪かったためと考えらえます。このドアミラーは修理してもまたはがれる恐れがありますので、できれば交換をお勧めいたします。

「経年劣化・色あせ」修理、塗装を削って下地処理

トヨタ・スパシオのボンネットが、経年劣化による色あせでご入庫いただきましたので、ご紹介いたします。

まずは塗装の下地処理から初めていきます。塗装の劣化の修理は、その劣化の程度によってどこまで削らなければならないかの判断が必要となり、担当者の見極め力が大きく見積額が左右されます。

今回は、塗装の劣化の重症度は低かったので、全体を削るのではなく中央部分と、飛び石で傷になっている所だけ下地まで削って修理しました。

「経年劣化・色あせ」塗装前処理

このボンネットを車体から外して塗装していきます。

なかなか珍しい色ですよね。
綺麗な水色ですので、色合わせは簡単ではありません。実は板金塗装で使う塗料というのは経年劣化などで一台一台塗装が違うことから、この色を販売はしていないのです。５色〜８色位の色を混ぜ合わせてこの車に合わせて色を作っていきます。ここが腕の見せ所となります。

「経年劣化・色あせ」塗装

同じツヤ、同じ塗装の肌（波打ち感）に気をつけて塗装をしていきます。

塗装の肌とは何かと言いますと、自動車の塗装というのは少し均一にボコボコているのです。
もし宜しければご自身のお車でみていただくとお判りいただけると思いますが、実は波打っているのです。

これは勿論新車からこのように波打っていまして、修理の際にはその波打ち感に合わせて塗装をしていくのです。
この新車のような肌、それを均一に塗装する事が、プロのこだわりとなっています。作業者の塗装が上手かどうか判断する一番大きな指標が塗装の肌の均一性と、隣接パネルとの一体感なんです。

しかも車種によって肌の大きさが違いますので、そのメーカー・車種によって塗装の仕方を変えて行かなければならないのです。ここまで求めている会社・工場は少ないと思いますが、弊社の絶対のこだわりでもあります。

「塗装劣化・色あせ」修理完成

完成です。
やはりボンネットが綺麗になると車が引き締まりますよね！

こちらは劣化している画像です。
このように見比べると全然違いますよね。このように綺麗になる事が私たちの喜びでもあるのです。

まとめ

塗装の劣化があると、やはり車全体が古びた感じに見えてしまいますよね！

塗装の劣化が来る前に、紫外線からお車を守って上げてください。前兆としましては、少しツヤ感が無くなってきたらそれがシグナルです。その時には磨きをかけてコーティングをしてあげるなどして、そこからシートカバーなどの対処をお願いいたします。

剥がれが出てきてしまったら、もう塗装しかありませんのでその前に何か対処をお願いいたします。

ご相談いただければ、アドバイスさせていただきます。

同じ様な「色あせ」「劣化」を修理した事例ですので下記記事もご参考にして下さい。

「ルーフ色あせ・劣化・剥がれ！塗装の修理代は？「スバル・レガシー」」

「ボンネット塗装／修理代と相場！劣化で剥がれてしまった時。」

塗装の「色あせ」「経年劣化」でお困りなら神奈川県川崎市の佐藤自動車にご相談ください。

こんな劣化してても色あせしてても修理できるの？
ディーラーに行ったら高額の見積もりになってるんだけど安く修理できる？
短い期間で修理したいんだけど対応してくれる？
保険で修理したほうが得なのか損なのかが分からないんだけど教えてくれる？

などなど、何でもお気軽にご相談下さい。
分かりやすく丁寧にご相談に乗らせていただきます。