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板金塗装・傷修理事例

ベンツ傷修理の仕上がりの差はなに?プロが下地に拘る理由

今回は、ベンツEクラス・フロントバンパーの傷の修理事例をご紹介します。

このお車の修理ポイントは、大きく2つです。

  • バンパーから各種部品を取り外して作業すること
  • 「塗装内部の割れ」にも対応する下地処理

綺麗にお車を直すためには、手間を惜しまず、細かいところにまで気を配ることが必要になります。
それが具体的にどのようなことなのか、という点をお伝えできればと思います。

ベンツ傷の損傷状態

まずは、損傷状態をご覧ください。
ちょうどライトの下部分に、白っぽい傷ができてしまっています。

傷があるところをよく見ていただくと、車のセンサーがついています。
ピーピーと音が鳴る、あの部品です。

バンパーを修理する際は、このような部品も外してから修理しないと、完成度が落ちてしまいます。
そのため、センサーやフォグランプといった細かい部品を丁寧に取り外してから、作業を進めていきます。

こちらは、傷を削り落としたところの画像になります。

バンパーという部品は、ぶつかると、塗装の内部が割れてしまうんですね。
そのため、塗装を下まで削り落としてから、下地処理をする必要があります。

修理会社さんの中には、車の表面だけ削って、下地処理剤を吹いてしまうところも数多くあります。
しかし、そのやり方では、あとからお車に影響が出てきてしまいます。

バンパーは樹脂でできているため、ある程度の弾力性があります。
そのため、一回ぶつかると間違いなくヘコみますが、やわらかいので形が元に戻ってくれるんですね。
その際には、いっしょに歪みがなくなってくれることも多いです。

しかし、今回のベンツEクラスのように、傷だけできてしまった場合は注意しなければいけません。
外からは分かりにくいですが、ぶつかった影響で、塗装の中が割れてしまっている可能性があります。

塗装の内部まで傷ついてしまった場合は、まずしっかりと削り落としてあげて、塗装がなくなった状態から修理をスタートします。
このように、外見からは気づきにくい損傷も見逃さないところが、当社自慢の「永久保証」ができる秘訣だと考えております。

当社のお客様には、違う会社さんで一度修理されたお車をお持ち込みいただく方もいらっしゃいます。
その中には、下地まで削らずに修理しているケースが見受けられます。
このような施工をされたお車は、やっぱり後から塗装が割れているんですね。

当社・佐藤自動車では、そういったことがないようにしっかりと作業させていただいているため、自信を持って永久保証をご提供できている、ということになります。

こだわりの下地処理

こちらは、下地処理剤(サフェーサー)を塗装したところになります。
その後、細いペーパーで削って、調整が終わったところですね。

このように、下地処理剤をつけたあとは、形を整えるために削り落としています。

こちらは、塗装をする前の段階になります。
塗装の食いつきを良くするために、塗装をおこなう範囲をすべて削っています。

プラモデルなどをやったことがある方は、ニスをつける際に、まず傷をつけてから塗ったことがあると思います。

車も同じで、塗装面にわざと傷を付けてから、本格的に塗料を塗っていきます。
この下地処理が悪いと、後から塗装が剥がれる、ということが考えられるんですね。

塗装の剥がれを防ぐために、下準備が必要ということになります。

こだわり塗装

こちらは、塗装が完成したところの画像です。

「スタンドックス」という塗料を用いて、作業させていただきました。
スタンドックスは、メーカー指定塗料となっている水性の塗料になります。

佐藤自動車では、塗装ブースで塗装作業をおこなっています。
完全密閉されたブース内で塗装することで、仕上がりが良くなるんですね。
外からのホコリやチリが飛んでくるのをシャットアウトできますので、綺麗に塗装ができるということになります。

今回は、バンパーを全体的に塗装するのではなくて、半分くらいで塗装を終えました。
部分塗装することによって価格をお安く提供できるので、お客様にご提案をさせていただいた次第です。

もちろん、バンパーを全部塗装したいという方向けには、そのとおりのやり方で作業をおこないます。

このように、佐藤自動車では、お客様のご希望に合ったやり方をご提案させていただいています。

具体的には、すべてのお客様に「4段階のプラン」をお示しします。
「完璧にお車を修理したい方向け」「ある程度の修理で構わない方向け」といった具合で、作業内容をご説明します。

こうすることで、お客様が何をどこまで求めているか、ということが分かりますので、最適なプランをご提案できるんですね。

お客様へのヒアリングは重要であることから、しっかりと時間をかけてお話を伺うようにしています。

ベンツ修理完成

こちらが、修理が完成したところになります。
どこを修理したのか、まったくわからない状態にすることができました。

お客様に合ったご提案

今回は、ベンツEクラスの修理を例に、「部品の取り外し」「下地処理」についてお伝えしました。

あとからお車に悪影響が出てくることを防ぐには、効率だけを求めず、丁寧に作業することが大切です。

また、当社・佐藤自動車は、お客様にとってベストな修理方法をご提案したいと考えております。
そのため、4段階にわけて修理方法をご提案させていただいております。

専門会社だからといって、「絶対にこういうやり方をしなければいけないですよ」とお客様に押しつけるようなスタンスは取っておりません。
常に、お客様に気持ちに寄り添った工場でありたいと思っています。

大事なお車についてお困りの場合は、ぜひ当社にご相談いただければ嬉しいです。
お問い合わせをお待ちしております。