車のドアの修理。「プロが見ても交換でしょう!」という位の凹みも、
佐藤自動車では修理でさせていただいています。
ディーラーではドアの修理はあまりしてくれないし、、何でも交換と言われそうで、高い修理代を支払う事になりそうで「嫌だなー!」と思っている方には参考になると思いますので、ぜひご覧ください。
目次
車のドア修理・板金
バックドアが、かなり鋭角にしかも大きな範囲で凹んでいます。
この車はトヨタ・アクアですので、この車のドア修理を例にしてご説明させていただきます。
何にぶつかってしまったのでしょうか?
普通に運転しているだけでは、ドアにこんなに大きな凹みが出来る訳はなく、死角になっている突起物があってドアが凹んだのだと思われます。
結構な衝撃があったと思われるほど深く鋭角に凹んでいます。
ドアの凹みを修理した画像です。
大きな凹みがドアにありましたが、板金修理でドアの凹みが元どおりになっているのがお分かりいただけると思います。
板金の方法としましては、
- ドアの裏から押し出して修理する方法
- ドアの表から引っ張り出して修理する方法
大きく分けて2種類の板金修理の方法があります。
今回はどのような作業方法で修理したかと言いますと、上記の2種類の修理方法をフルに使って作業しております。
バックドアの場合はドアの裏から手が入リますので、入る部分に関してはドアの裏から押し出し修理するのですが、今回のアクアはそれだけでは修理が完成とはなりません。
ここまで鋭角に大きく凹んでしまうと、ドアの表からも引っ張り凹みを修理する必要がなります。
ドアの凹みを表から引っ張って修理するとはどう言う事か?
ドアの凹んでいる箇所の塗装をサンダーで削って鉄板を剥き出しにします。
その剥き出しになった鉄板に「ビット」と言われる尖っているものを溶接してその「ビット」を引っ張り凹み修理していくのです。
これを何度も繰り返しドアの凹みを修理し平らにしていくのです。
※このアクアであれば、ドアの凹みを100回前後の溶接・引っ張り修理が必要とされます。
車のバックドアを修理する場合に脱着が必要な部品
エンブレム・ワイパー・ナンバーとドアの修理に邪魔になってしまう部品は全て外して行きます。
エンブレムは一度外すと交換になってしまいますので、基本的には外す場合は交換となります。
※再使用できるエンブレムもあります
ワイパーなどは再使用できますので、外すだけで塗装が終わったら同じように取り付けをして完成させます。
それと今回のバックドアの修理ではガラスを脱着しなくてよかった分、2万円位お安くなっています。
なぜ脱着せずにドアを修理できたかと言いますと、バックドアの凹みが、ガラス周辺まで凹みの波及がなかった事が大きく挙げられ、しかもバックドアを交換にすると、必ずガラスの脱着作業が入ってしまうので、ドアを修理するより交換の方が高額になってしまうのです。
車のドア修理・パテつけ
ドアの板金修理が終わったら次はパテをつけて形を整えて行きます。
ドアの板金修理が綺麗にできていますので、パテは少なめで大丈夫です。
パテの付け方によっても、研ぎ方によっても仕上がりが変わってきます。
凹みを修理してパテを使う時には
どれだけドアに歪みなくパテをつけられるか、どれだけドアに歪みなくパテを形成できるかが仕上がりに大きく左右します。
作業者からしますと、大変技術力が必要とされる修理作業が、パテを綺麗につける事と、綺麗にパテを削って形成する事なんです。どこまで上手になっても、より上があるのではないか?と自問自答し、上を目指したくなってしまう作業です。
車のドア修理・下地処理
ドアの修理が終わったら、サフェーサーを塗装していきます。
サフェーサーとは、
ドアを板金修理した後のパテ形成後に塗装するものになりまして、これは最終下地処理材となっています。
このサフェーサーを塗装してからシルバーの塗装をしていくのですが、サフェーサーを塗装する事によって上に塗装するシルバーの吸い込みを防ぐという重要な役割があります。
このサフェーサーを塗装してすぐに、次のシルバーの塗装に入れるわけでなく、サフェーサーを細かい目の研磨ペーパーで削って、最終的な形を整えてからシルバーの塗装に入っていくのです。
車のドア修理・塗装
ドアを修理して塗装する時には、完全密閉型の塗装ブースの入れて塗装をしていきます。
塗料の種類は、トヨタ・アクアという事で、日本の塗料を使用して塗装をします。
弊社は日本車には関西ペイントを使用し、輸入車にはスタンドックス塗料を使用し塗装しております
今回の車のドア修理では、バックドアのガラスを脱着しないで作業しているため、ガラスや、その他のパーツに塗装がかからないようにマスキングして塗装をしていきます。
これも簡単な作業ではなく、しっかりとマスキングをしないと、ドアを修理したパネル以外に塗装が飛んでしまったりすることがありますので、気を抜かずに作業をします。
車のドア修理・完成
ドアの修理が良い仕上がりになりました。
ドアを交換するより、板金塗装の方が、3万円以上お安くなっていると思います。
交換せずに修理でここまで綺麗になるのであれば、修理で良いですよね。お客様には大変ご満足いただけたみたいで良かったです。
まとめ
ドアの修理で、大きく凹んでしまったパネルでしたが、綺麗に修理で出来て良かったです。
交換しなければならないドアの凹みもありますが、基本的にはお安くなるのであれば佐藤自動車では修理でご提供させていただいています。
ドアを交換した方が気持ちが良いと思われる方もいると思いますので、その時は気持ち良く交換のご選択も良いと思います。
交換の場合も佐藤自動車で新品部品を注文できますし、工賃が安い分、総額の修理代もお安くなりますので、お得です。
車のドア修理・修理代(相場)
- 格安価格店→60,000円
- 一般相場価格店→85,000円
- ディーラー価格(定価)→112,000円
※金額によってドアの修理の仕上がりが決まるわけではございません。
安くても綺麗に修理してくれる工場もあれば、高くても修理の仕上がりが悪いお店もありますので、工場選びはご慎重にお願いいたします。
※しかし、格安価格店以下の修理代では綺麗に仕上がる事はないと思いますので、綺麗にご修理されたいようなら相場価格位ののお店にご依頼ください。
車のドア修理でお困りなら神奈川県川崎市の佐藤自動車にご相談ください
こんな凹みも修理できるの?
ディーラーに行ったら高額の見積もりになってるんだけど安く修理できる?
短い期間で修理したいんだけど対応してくれる?
保険で修理したほうが得なのか損なのかが分からないんだけど教えてくれる?
などなど、何でもお気軽にご相談下さい。
分かりやすく丁寧にご相談に乗らせていただきます。