大切なお車が傷ついてしまうと、ショックですよね…。
お車が輸入車ですと、国産車に比べて、修理にかかる費用も高くなりがちです。
今回お伝えしたいのは、もし修理の値段を安くしたい場合、「リサイクルパーツ(中古部品)を使う」という選択肢があるということです。
「でも、中古の部品なんて使って大丈夫なの?」とご心配なさるかもしれません。
そこでこの記事では、フォルクスワーゲンのシャランというお車の修理事例をご紹介します。
左のスライドドアとリアフェンダーに損傷ができてしまったので、中古ドアを使って直したケースとなります。
それでは、さっそく見ていきましょう!
輸入車損傷状態
こちらが、損傷状態の画像です。
ご覧いただくと、ドアにもリアフェンダーにも、かなりの傷とヘコミ、歪みがあるのがお分かりいただけるかと思います。
ここまで歪んでしまっていると、ドアは完全に「交換」ということになります。
一方、リアフェンダーに関しては、板金修理が可能です。
ディーラーさんであれば、リアフェンダーも新品パーツとの交換になってしまうと思いますが、当社であれば、板金で元の形に戻すことができます。
リアドアについては、今回は交換といっても新品ではなく、リサイクルパーツ(中古部品)に交換します。
リサイクルパーツを使えば、新品を使うのに比べて、半額くらいのお値段でご提供できるんです。
もちろん、中古部品がある場合に限りますが、部品がある場合は積極的に活用しています。
これは当社に部品がある場合、ということではなく、当社のネットワークを使って、全国からパーツを探してくるんです。
広いネットワークを使えば、全国の該当パーツの有無が確認できますし、汚れや傷の程度、どういう状態のパネルなのかといったデータもすべてわかりますので、良いものがあれば取り寄せて、修理に利用できます。
お客様にもお安い値段でご提案できるので、ご好評をいただいております。
リサイクルパーツに交換
こちらが、中古のリサイクルパーツに交換したところの画像です。
見ていただくと、色が違うのがお分かりいただけるかと思います。
もとのお車は、少し黄色というか、ゴールドがかった薄いシルバーになりますが、中古パーツは白の塗装がかかったパネルでした。
このように色が違うとしても、全部塗り直してしまえば、違いがまったく分からなくなります。
もし、これが新品パネルだったとしても色はついていないわけで、どちらにせよ塗装することには変わりないですから、中古パネルの色が違っていても問題ありません。
リサイクルパーツが来たら、お車に取り付けて調整をしていきます。
歪んでいないかとか、隙間が開いていないかということを確認して、全部OKだったら使っていく、という流れになります。
ドアは中古パーツを付けて、板金をおこないます。
一方、リアフェンダーは、ドアと重ね合わせたところが凹んでいました。
このまま作業を進めてしまうと形がズレていってしまいますから、部品同士の高さをしっかり調整してから、板金していきます。
こだわり板金
こちらが、板金が終わったところになります。
先ほどお伝えしたように、リアドアの隙間と高さを合わせてから、板金をおこないました。
後方も同じように、リアバンパーとの高さと隙間を調整していきます。
具体的な作業としては、バンパーを1度外して、また付けて、の繰り返しです。
「高さはどうかな?隙間がどうかな?」と細かくチェックをしながら、付けては外しを繰り返しやっていきます。
板金が終わったら、薄くパテをつけて、形を整えていきます。
通常、板金は鉄板を裏から叩いていくもの、と思われていますが、リアフェンダーの場合はやり方が通常と異なり、表から溶接して引っ張っていきます。
そのため、多少表面がボコボコになってしまうんですね。
ですので、まだ軽くヘコんでいるような状態から、薄くパテを付けて、微調整をおこないます。
そうすると平坦なパネルになって、どこがボコボコしていたのかまったく分からない状態にすることができるのです。
こちらは、薄く付けたパテを、職人の手で形を整えたところです。
このように形を整え終わりましたら、次はいよいよ塗装に入っていきます。
リサイクルパーツは白いパネルでしたが、元のお車はそれよりゴールドがかったシルバーですから、同じ色を作って塗装します。
表面だけでなく、裏面にも同じ色を塗っていきますよ。
こだわり塗装
こちらは、塗装が終わったところです。
このように、色を塗り終わると、新品で交換したのか、中古パーツを交換したのかがまったく分からないレベルに持っていけます。
同じ修理にしても、金額が安く済みますから、私は中古部品を使うのがお得かなと思います。
もし、私も自分の車を交換することになったときは、リサイクルパーツがあれば、確実に新品ではなく中古のパーツを選びます。
それくらい、最近の中古パーツはまったく問題なく利用いただけるものになっているので、おすすめです。
当社・佐藤自動車では、リサイクルパーツを使っていても、新品と同じように「永久保証」をさせていただいていますから、どうぞご安心いただければと思います。
こちらは、リアフェンダーの塗装が終わったところになります。
塗装作業では、フォルクスワーゲンのメーカー指定塗料になっている「スタンドックス」を使っています。
当社は、塗料にもこだわりがあります。
日本の安い塗料を使うと、あとから光沢が消える「ツヤ引け」が起きて、再修理したことが分かってしまう場合があるんですね。
他社さんで修理をしたお客様からも、「ツヤが消えてしまった」とよくご相談いただくことがあります。
当社の場合は、ツヤ引けをするような塗料を使っていないので、塗装についても、お客様に永久保証をご提供できています。
このように、質の高い材料を使ったり、熟練の技術力があったりする点が、お客様にご支持いただけているところなのかな、と思います。
何度かご来店いただくお客様からも、そのようなお褒めの言葉をいただけることがあって、大変嬉しく思っております。
輸入車修理完成
こちらが、修理が完成したところになります。
お車が綺麗な状態に戻って、まったく違和感なく仕上げることができました!
このレベルまで直せれば、もう交換した部品が中古だったのか、新品だったのかということは、私たちプロの目で見ても分かりません。
完全な新品を使うと逆に違和感が出て、中古部品のほうが自然に見えるという場合もありますし、「お車の価値を下げない」という考え方でいくと、私は中古パーツはすごくいいんじゃないかな、と思いますね。
リサイクルパーツで大満足!
今回は、フォルクスワーゲンのシャラン、スライドドアとリアフェンダーの修理事例をお伝えしました。
お車の修理には少なからずまとまった費用がかかりますが、今回ご覧いただいたとおり、リサイクルパーツでも十分綺麗に直せますし、コストも格安で済ませることができますよ。
もし「できるだけ安く修理したい」「車の価値を下げたくない」とお考えであれば、ぜひ当社、佐藤自動車にご相談ください!
中古のパネルがあれば、お得なプランをご提案させていただくことが可能です。
もし具体的なご希望がない場合でも、こちらから「リサイクルパーツで直すやり方」や「新品を使ったほうがいいパターン」など、いろいろお話ができるかと思いますので、お気軽にご相談いただけると、大変嬉しいです。
お問い合わせ、お待ちしております!