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板金塗装・傷修理事例

車のプレスラインを使ったプロの板金修理方法【永久保証ができる訳】

今回、フォルクスワーゲン・ゴルフの修理事例をご紹介します。
フロントドアの下部分にできた傷と凹みを直すものです。

この記事では、「プレスラインを利用することで、完成度の高い修理ができる」というお話をします。

「プレスライン」とは、車のパーツとなる鉄板をプレス機で抑えたときにできる凹凸のこと。

このプレスラインが入ることでメリハリが出て、車のおしゃれなデザインにつながっているんですね。

今回修理するゴルフには、車体の下部とドアハンドルの下にプレスラインがあります。
これらを活用すると、査定に響かないような修理ができるのです。

それでは、「プレスラインを利用した修理」とは具体的にどのようなことなのか、いっしょに見ていきましょう。

ドア損傷状態

こちらは、ドアの損傷状態を写した画像になります。
プレスラインの部分がちょっとへこんで、傷もできてしまっています。

プレスラインを使った修理

こちらは、傷を削り落として、パテで形を整えたところの画像です。
もうこの時点で、傷と凹みがなくなった状態になっています。

ちょうどプレスラインのあたりで調整すると、修理した部分としていない部分の境目が分からないような、綺麗な状態にすることができるのです。

こちらは、下地処理が終わったところの画像になります。

下地処理剤の塗装も、プレスラインのところで止めており、段差ができないようにしています。
下地処理については、完全硬化する紫外線硬化型のサフェーサー(下地処理剤)を使っているので、後から不具合が出ることがありません。

サフェーサー(下地処理剤)を研ぎ落としたところになります。調整を行い、最終的な形を作りました。
こちらも、プレスラインまでで研ぎを終わらせ、ラインの上までいかないようにしています。
ラインより上の部分が白くなっていると思いますが、そこに少し傷がついている感じです。

この車体下部のプレスラインで塗装を終わらせる、というやり方ももちろん考えましたが、下だけで終わらせると、やっぱり塗装の段ができてしまうんですね。
そこで、上部のプレスラインも使うことにしました。

ゴルフは、ドアハンドルの下にも、とても綺麗なプレスラインがあります。
ですので、そこまで塗装するという方法を選択しました。

下のラインで塗装をすると、少ない塗装範囲でぼかしをしなければならないため、塗装の段ができてしまいます。

こうなると、車のプロであれば、お車を売るときに修理していることが分かってしまうんですね。
一方、ドアハンドル下のプレスラインをも使うことによって、修理部分がどこかなのか分からないようにすることができます。

私たちとしては、「塗装しないで済むのであれば、しないほうがよい」と考えております。

お車を売るときに塗装していることがわかれば、査定が響く可能性があるためです。
ですので、塗装はなるべく小さい範囲で施すことを選んでいます。

今回のケースでも、ドアハンドル下のプレスラインを使う、という判断をしました。

ドア全面に塗装してしまうことも可能ですが、いろいろな部品を外すといった多くの手間がかかるため、費用が高くなってしまうんですね。
そのため、あくまで限られた範囲のみで塗装をすることにしました。

プレスラインより上が塗装されていなければ、プロが見ても「塗装をしていない」と判断してもらえる可能性が高いので、そのように行いました。

当社佐藤自動車の塗装技術や塗装の材料を考えれば、後から不具合出ることもなく、査定に響くこともありませんが、「万が一」ということを考えて、このようなやり方をさせていただきました。

プレスライン塗装技術

こちらは、塗装する前の段階です。
車体下のプレスラインから、ドアハンドル付近のプレスラインまでを塗装します。

他の箇所に塗装がかからないように、マスキングペーパーとテープを使って、しっかりと養生しています。

こちらが、塗装が完成したところの画像です。
うまくグラデーションをかけながら、限られた範囲を塗装しています。

車の塗装というのは、2層に分かれています。
今回のゴルフでいうと、ボディーの赤色と、透明でバリアの役目を果たすクリア(クリアコート)を使います。
赤色は濃淡、つまりグラデーションでかけて、クリアは上のプレスラインまで塗装しました。

後からラインの部分にしっかり磨きをかけてあげれば、肉眼では塗装のかけ直しがまったく分からなくなります。

修理完成

こちらが、塗装が完成して磨き終わり、洗車まで終わらせたところになります。
どこにも違和感なく、段差も見られず、綺麗にお車を直すことができました。

「なぜ段差ができないか」について、ここで少し詳しく説明します。

サフェーサーやパテをライン位置で止めると、「段の頭を落とす」という言い方をしますが、ペーパーで頭を落とすことによって、目に見て分かる段差を消すことができるのです。

しかし、プレスラインがないところで塗装をピタッと止めてしまうと、明らかな段差が生まれてしまいます。

このようなことがないよう、プレスラインをうまく利用した、というわけです。

査定額に響かない様に

佐藤自動車の外観今回は、フォルクスワーゲン・ゴルフを例に、技術的なお話をさせていただきました。
プレスラインを利用すれば段差ができないため、綺麗な仕上がりになります。
こうすることで、もしお車を売ることになったときでも、査定に影響しない修理ができます。

佐藤自動車では、技術力にこだわり、常に高い完成度の修理を追求しています。
2万台を超える車の修理実績と、25年を超える信頼に培われたプロの腕で、お客様に最高のご満足をお届けします。

お車についてお悩みやご相談があれば、ぜひ当社・佐藤自動車にお任せください!
お客様のお越しを、心よりお待ちしております。