フォルクスワーゲン・アップ(up!)
輸入車を擦った場合、ディーラーに修理依頼すると修理代って高いですよね!
佐藤自動車であれば輸入車ディーラーの半額以下でキズ凹みを修理する事が出来ますので、その仕組みや修理方法をお教えします。ぜひ参考にして下さい。
今回はフォルクスワーゲン・アップ(up!)の修理事例でご紹介いたします。
目次
損傷
損傷箇所
左のリヤフェンダーのタイヤの前を壁に擦ってしまい、キズと凹みを作ってしまったそうです。
左側の後ろは運転席から一番離れたところになりますので、やはり一番擦ってしまいやすい箇所なんです。
修理させていただく修理箇所もやはり左の後ろが一番多い修理です。
輸入車ディーラーの見積り
まず皆様が自分の車を擦ってしまった時に考えるのが、「ディーラーに相談しよう!」ではないでしょうか?
そうですよね。
買ったところに聞くのが一番安心ですし、一番親切だと思いますよね?
今回のお客様も皆様と同じように、ディーラーにお見積をお願いして、そこでのディーラーから提示を受けた見積もり額に驚愕したそうです。
その額はなんと「200,000円!」
「20万円」ですよ!
輸入車ディーラーが高いことを良く知っている私からしても「20万円」はビックリです。
※私は板金塗装を20年間続けており、2万台以上は修理しています。
その私からしても「20万円」はビックリ価格なんです。
弊社、佐藤自動車であれば、「7万円弱」です。
もっと大破している損傷であれば半額以上違うことは多くありますが、そんなに大きく損傷を受けていないキズ凹みでこんなにも修理代が違うなんてどういうことなんでしょうか?
なぜこんなにも見積額・修理代が違うのか?
下記で詳しくお話しさせていただきます。
板金
ワーゲン・アップ板金方法
まずキズがつき凹んでいる所を削っていきます。
削っていくというのは、塗装を剥がすという事なんですが、サンダーを使って剥がしていきます。
塗装を剥がした所の凹みを板金していくのですが、リヤフェンダーは袋状になっていますので、裏から叩き出す事はできません。
板金というのは「裏から叩き出すんでしょ!」と思われている方も少なくないと思いますが、実は、裏から叩き出すよりも表から引っ張り出す方が多いんです。
「表から引っ張るってどういう事?」と思われると思いますのでご説明させていただくと、
さっき表の塗装をサンダーで剥がしましたよね?
塗装を剥がすとそこは鉄板です。その鉄板に「ビット」と呼ばれる棒状の物を溶接して、その溶接した「ビット」を引っ張っていくのです。何度もそれを繰り返し、平らに板金していきます。この「アップ」の修理で、50回位は繰り返すと思います。
板金代の相場
- 格安価格店→10,000円位
- 一般相場価格店→15,000円位
- ディーラー価格(定価)→35,000円位?
ディーラーであれば、板金がらみでプラス請求されてしまう作業が多々あります。
それは、
- リヤバンパーの脱着代
- テールランプの脱着代
- サイドガラスの脱着代
- フロントドアの脱着代
- タイヤの脱着代 などなど
こんなに作業されてしまえば、それは高くなりますよね!
作業した方がお車的に良い作業もありますが、あまり必要ないものまで入れらてしまっても普通の人は分かりませんよね!
残念ながらディーラーはそこをついてくるのです。
それを分かっていても、社内的に「しょうがなく」見積もり額に入れている「フロントマン」もいれば、
分からずにいれている「フロントマン」もいると思いますが、
ここまで作業しないと綺麗には仕上がらないと判断をされているのであれば、、、しょうがないと思います・・・。
それを分かっていて良心的な人だと、「うちでやらない方が良いよ!」と言ってくれる「フロントマン」もいるみたいです。
宜しければ下記の記事も参考にして下さい。
「車の傷の修理代。ディーラーや町工場の値段ってどう違う?」
塗装
ワーゲン・アップ塗装
この「アップ」は赤色ですので、少し塗装方法が違います。
赤色というのは塗装の決まりが悪く、何度も何度も塗装を繰り返さないと色が決まりません。
決まらないとは下地処理剤がずっと透けてしまっているという事なんですが、赤色というのはそうなんです。
その為にこの調色した色に少し「白」と「黒」を混ぜて決まりやすくした色を先に塗装するのです。そこから少しまた削って、調色した色を塗装していきます。
決まりが悪い色は、普通の色より時間のかかる塗装なんです(>_<)
下記記事の中で、赤色塗装の時の下吹き塗装を画像で説明していますので、
「塗装の決まりが悪い時の塗装方法」の記事をご覧ください。
塗装ブース
やはり塗装ブースで塗装をすると仕上がりが違ってきます。
塗装ブースで塗装をするメリットとしては、まず「ホコリ」や「ゴミ」が付きにくいというのが一番だと思います。それと均一に熱を加えられるということですね。
仕上がりを気にするのであれば、塗装ブースのある工場へのご依頼が良いかと思います。
※絶対に塗装ブースで塗装しないと綺麗に仕上がらないということではありません。より沢山の時間をかけて作業すれば同じ仕上がりにする事は可能です。
塗装代の相場
- 格安価格店→35,000円位
- 一般相場価格店→45,000円位
- ディーラー価格(定価)→70,000円以上?
※全てにおいて金額によって仕上がりが決まるわけではございません。
安くても綺麗にしてくれる工場もあれば、高くても仕上がりが悪いお店もありますので、工場選びはご慎重にお願いいたします。
※しかし、格安価格店以下の金額では、綺麗に仕上がる事はないと思いますので、綺麗にご修理されたいようなら相場価格以上のお店にご依頼ください。
磨き
塗装が終わったら磨き作業に入ります。
「塗装が終わったら終わりじゃないの?」と思われるかもしれませんが、そうではないのです。
ここから新車の肌に近ずけるために磨き作業が必要になります。この磨き作業も熟練の技が必要になりまして、新車の塗装と同じ肌にするように丁寧に磨いていきます。
ここまで「こだわって」いるのは弊社くらいかもしれませんが、ここは絶対に妥協できない弊社の思いがあります。
それは、何もなかったかのように作業を完成させる!擦ってしまった事も忘れてしまうくらいに!
この気持ちで作業をしていますので、佐藤自動車では絶対の作業なのです。
下記記事の中で磨き作業のお話しを詳しく書いておりますので、
「磨き作業の記事」をご覧ください。
完成
ワーゲン・アップ修理完成
自信を持ってお出しできる完成具合となりました。
フロントドアとの色もバッチリですし、歪みも元どおりで、塗装も新車と同じような肌・ツヤ感に完成させる事が出来ました。
しかし、ここで作業者の本音をお話しすると、
私は20年板金塗装をやってきましたが、自分が求める完成度で考えると、100点を取った事が無いように感じます。これは残念な事なのか?それほど求めるところが高いのか?それとも心配性なだけなのか?
それは分かりませんが・・・・。
多分、一生100点は取れないのだと思います。
それは先ほども磨きのところでお話ししたように、自分の力では、新車に「近ずける」事しかできなくて、新車には出来ないからだと思います。
修理が終わって他の修理していない新車のままのパネルより、綺麗になる事は多々あります。
新車から歪んでいる事もあれば、新車でも艶は引けてしまっているのも多々ありますので・・・。
それでも100点ではないのです!
100点というのは、何の不安もなく完全なる自信を持って納車ができる事が100点だと考えると、多分一生ないと思います。それは臆病だからなのかな?
でも、この臆病さが技術力の向上に役立っているのだと思います。
関係ない話になってしまったかもしれませんが私、「佐藤」の考え方を少しお話しさせていただきました。
修理代総額の相場
- 格安価格店→55,000円位
- 一般相場価格店→65,000円位
- ディーラー価格(定価)→150,000円以上
※全てにおいて金額によって仕上がりが決まるわけではございません。
安くても綺麗にしてくれる工場もあれば、高くても仕上がりが悪いお店もありますので、工場選びはご慎重にお願いいたします。
※しかし、格安価格店以下の金額では、綺麗に仕上がる事はないと思いますので、綺麗にご修理されたいようなら相場価格以上のお店にご依頼ください。
同じリヤフェンダーを修理した事例になりますので、下記記事もご覧ください。
「ポルシェ・ケイマン板金塗装/キズと凹みの修理行程すべて見せます。」
ディーラーの修理代にお悩みなら神奈川県川崎市の佐藤自動車にご相談ください。
ディーラーに行ったら高額の見積もりになってるんだけど安く修理できる?
短い期間で修理したいんだけど対応してくれる?
保険で修理したほうが得なのか損なのかが分からないんだけど教えてくれる?
などなど、何でもお気軽にご相談下さい。
分かりやすく丁寧にご相談に乗らせていただきます。
佐藤自動車の「こだわり」と「思い」
佐藤自動車では技術力だけでなく、お客様との繋がりを大事にしております。
ぜひ下記ページの
「佐藤自動車の「こだわり」と「思い」」をご覧いただき、佐藤自動車を知って頂ければと思います。
下記ページも合わせてご覧ください。
「佐藤自動車の会社沿革と全国技術大会の受賞歴」