大切なお車を、ちょっとした不注意や思いも寄らない出来事で凹ませてしまったり擦り傷がついてしまったりすることがあります。
こういった場合、板金修理に出そうかどうか、どなたでも迷っちゃうと思うんです。
- 気にしないフリをして過ごそうか。
- 自分で直せるんだろうか。
- 自分で直すなら何が必要なのか。
- やっぱりプロでないと無理なんだろうか。
- プロに頼むにしても、どこに頼むのがベストなのか。
こんな感じで数日過ごすことにもなりますね。
そこで今回は、こんなお悩みをお持ちのあなたへ、板金修理のプロフェッショナル職人集団である「佐藤自動車」が、車の板金修理の方法や料金の目安についてお伝えしていきます。
目次
1: 凹みや擦り傷を直す方法
車の凹みや擦り傷を直す方法として、大きく分けると次の4つの方法があります。
(1)ディーラーやメーカー
お車を購入されたお店や、お乗りのメーカーの店舗へ相談する方法です。
自分が乗っている車のお店に足を運びますので、大変わかりやすく信頼度も高いと言えるでしょう。
ディーラーやメーカーのメリットは
- 信用がある
ということがあります。
反対にディーラーやメーカーにもデメリットがあります。
- 金額が高い
- 納期が長い
これは非常にわかりやすい理由から起こっています。
というのも、ディーラーさんやメーカーさんでの凹みや擦り傷の修理は、自分の工場で行っていることが少ないから。
では、どうやって修理しているのかというと、下請けの板金塗装業へ依頼し直してもらっているんです。
このような構図のため、金額は下請け業者からディーラーやメーカーへ提示した金額に、ディーラーやメーカーの取り分である手数料が上乗せされた金額になっています。
その結果、金額は本来の修理代金よりも高くなり、納期も長くなる傾向にあります。
(2)カーショップ
板金塗装専門ではなく、車のパーツや車内アイテムなどを販売しているところが、凹みや擦り傷の修理を受けることもあります。
ショップに工場が整っているところですと、自社で板金をし塗装をしてくれます。
ショップに工場がない場合は、ディーラーやメーカーほどの手数料をとるところは少ないですが、外部の板金塗装業者へ依頼することになります。
(3)板金塗装専門店
佐藤自動車のようなショップです。
長年の経験と知識や技術によって、新車のように板金塗装を行って直す、高い技術を持ったスタッフが多いショップです。
ディーラーやメーカーとは違って、お客様と私たちの間に手数料は発生いたしませんので、本当の修理代だけでキレイな状態に戻すことができます。
(4)自分で直す
修理が大好き。手先が器用なのでやっちゃえる。
そんな方には、自分で直すのがおすすめです。
最近ではカーショップに行かなくても、ホームセンターにも修理に必要な用品が売っていますので簡単に行うことができるでしょう。
修理する手間は必要ですが、その分の費用は必要ありません。
2: 車のキズと保険と関係
大きな凹みや擦り傷から、小さな凹みや擦り傷まで、あなたが自動車保険に加入されているのなら、保険を使って修理することができます。
しかし、ここで注意していただきたいのが、修理に保険を使うと「保険の等級」と呼ばれるものが下がり、そのため来年の保険料金がアップするということがあります。
大きな修理(ドア交換とか、リアフェンダー交換とか)なら、あまり気にせず保険を使うのも良いと思います。小さな修理の場合には、修理の見積もりを持って、自動車保険を契約しているところの担当者へ相談し試算してもらうことが大切です。
佐藤自動車であれば、
自動車保険の免許を持っているスタッフがいますので、ご相談いただけます。
3: じゃあ直さない!は車の価値をさげてしまいます
修理の値段によっては「じゃあ直さないでおこうか」と、そんな風に考えてしまう方がいらっしゃいます。
この考え方ですが、最初にも出てきましたとおり、お車を10年15年20年と乗り続けるのなら問題ありません。
最後は下取りもほとんどなく、乗り換えするだけですから。
しかし、そんな長期間同じ車に乗らないという方なら、修理しておかないと乗り換えするときの査定に大きく響いてきます。
見た目にも影響しますし、安全性にも影響しますので、凹みやキズはできるだけ無い方が有利になります。
車をあなたの大切な資産として見るのなら、資産価値がどんどんと下がっていくことと同じです。
安全性も考えて、やっぱり直しておくのがベストではありますね。
4: 気になる修理代金とは
それでは気になる修理代金について見ていきましょう。
(1)バンパー
凹みや擦り傷の多い箇所「バンパー」。
最近の車のバンパーは金属ではなくFRP樹脂という柔らかさのある素材で作られています。
そのため、凹みに関しては上手く行くと、反対側から押し出すだけで「ポコン」と元に戻せることがあります。
バンパーの修理には3つの方法があります。
[1]バンパー交換
車によって代金が変わってきます。
一般的な車のバンパーなら、5万円~7万円くらいで交換できます。
輸入車の場合は、15万円〜20万円くらいになります。
(輸入車の場合には塗装がされていないため、プラス塗装代がかかるため高額になるのです。)
[2]1本まるごと塗装
凹みや擦り傷を板金やパテで直した後、まるごと塗装します。
修理と塗装合わせて5万円~10万円くらいが相場となります。
[3]一部だけ塗装
凹みやキズのある部分を修理してから、半分だけとか、キズのある部分だけを塗装します。
修理と塗装合わせて3万円〜5万円くらいが相場となります。
(2)ドアやフェンダーなど
結構大きなパーツの部分の修理となると、状態によって変わってきます。というのも、例えば右前のフェンダーが凹んでしまった場合、工場でしっかりと検査すると、右ドアの一部も凹んでいたということがあります。
このような状態になると、右フェンダーと右ドアの両方が修理対象になりますので、修理料金も大きく変わってきます。
また、パーツが板金で直せる場合と、パーツ交換が必要になる場合でも修理代金は大きく違ってきます。
あくまでも佐藤自動車の目安としてですが、
[1]ドア1枚交換(ドアに大きな凹みの場合)
ベンツを例にしますと、部品代が10万円、取り付け工賃が5万円、塗装代が8万円となり、合計すると約23万円となります(一例です)。
[2]ドア1枚交換せずに板金修理(ドアに小さな凹みと擦り傷の場合)
BMWを例にしますと、取り外しや取り付け工賃が1万円、板金塗装代が7万円となり、合計すると約8万円となります(こちらも一例です)。
基本的に凹みやキズの修理に必要な塗料が外車と日本車では違うため、どうしても外車の修理は国産車と比較すると高めになります。
はじめて車の凹みやキズの修理をされるのなら、2~3社で見積もりされても良いと思います。
- ディーラーやメーカーで見積もり → これが基準になります
- カーショップで見積もり
- 板金塗装専門店で見積もり
この中から、値段と仕上がりのバランスが取れていると感じられたところを選んでください。
ちなみに佐藤自動車では、お客様の「直したいレベル」によって、プロの職人が丁寧にお話を聞きながら、最適な修理プランをご提案させていただいております。
- とりあえずサビないようにだけでOK
- とりあえず目立たないようにしてほしい
- 新車のように完璧に直してほしい
どのようなご要望に対しても、お答えできる技術力でご相談をお待ちしております。
5: まとめ
車の凹みや擦り傷は、もし今後、下取りに出して乗り換えなどをされるご予定があるのなら、プロの技術でキレイに新車のような修理を選んでもらうことで、お車の価値がキープできます。
反対に「乗り潰してしまおう」という方は、大きなサビの原因になったり、強度的に問題が出なかったり、安全上問題が無かったり、車検に通るようなら、自分で修理されても良いと思います。
今回の内容を参考にして、あなたとお車との関係から、ご自身にあった方法を選んでください。