板金塗装の塗装に使用する塗料メーカーは沢山あります。
大きく分けて日本メーカー、欧州メーカーとございますが、作業者の視点から詳しくお伝え致します。
目次
日本メーカー
関西ペイント
創業1918年(大正7年)5月
レタンWBエコ EV(水性塗料)
「より溶剤型塗料に近い作業性を実現。水性塗料の新たなステージへ」
2000年1月に日本初の水性塗料を開発し、改良に改良を重ねて今に至る。
まだまだ作業性の面では溶剤系には及びませんが、トヨタ自動車が発表した。「2020年には完全水性塗料化」が後押しになりより作業性の良い塗料が開発されそうです。
レタンPGハイブリッドエコ
「1液でも2液でも使える環境配慮型塗料」
水性塗料ではないですが、とても環境に配慮した塗料となっています。
まだまだ作業性などを考えますと溶剤系の方が作業者にとってみれば良いと思いますが、こちらの塗料は水性ではないが環境に配慮し、作業性も考えられた塗料です。
日本ペイント
イーキューブWB
最先端の革新的テクノロジーを駆使した塗料開発により、グローバル対応が可能な全世界共通システムとして誕生いたしました。最新の粘性制御技術「ハイレオロジーコントロールテクノロジー」は、塗装時の WET onWET (ウエットオンウエット)を可能にし、塗装時間の短縮に貢献。塗料保管においてもミキシングマシンが不要になり、初期導入コストも低減可能となりました。
レアル
材料使用料を50%削減
アドミラアルファ
優れた作業性と高い塗膜品質が特徴
ロックペイント
プロタッチ
特殊変性ポリエステル樹脂塗料である077ラインプロタッチは、ブロック塗装時の高い隠蔽性がもたらす作業性と、 タッチアップ(ボカシ)塗装時の低い隠蔽性がもたらすボカシ作業性の相反する要素を最適にバランス化させ、自 補修塗装における使い勝手を追求した環境配慮型の1液ベースコート塗料です。さらに専用のエコHSシンナーを 使用することにより、環境負荷低減・省力化・コストパフォーマンスに優れた低VOCハイソリッド塗装も可能です。
ネオウォーターベース
環境対応型 1液水性ベースコート
ネオウォーターベースは、「人と環境に優しい」 各種法規制に対応した 1液型の水性ベースコート塗料です。 初心者でも扱いやすく、溶剤塗料に匹敵する塗膜性能、高い仕上り外観品質を備えた独自開発の塗料であり、 初代ウォーターベースとロングセラープロタッチの利点を高度にバランスさせた新しい水性ベースコート塗料です。
欧州塗料メーカー
スタンドックス
スタンドックス塗料は、日本で唯一のメルセデスジャパン認定塗料です。
スタンドックスの世界No.1の承認数
世界的な自動車補修ビジネスにおいて、全世界や国別の補修塗装システムのカーメーカーによる承認はより重要になりつつあります。スタンドックスは自動車補修用塗料のサプライヤーとしては、他のどのサプライヤーよりも多くのカーメーカーからの承認を受けています。
アクサルタ
以前はデュポンと言う名で販売されておりましたが、分社化されて名前が変更になりました。
クロマックス
「クロマックス」はアクサルタコーティングシステムズの自動車補修用塗料のブランドです。塗料に100%の力を注ぐグローバルリーディングカンパニーのアクサルタが、自信を持ってお届けする自社ブランドです
RM
1948年にR-Mが世界で最初の攪拌気を導入することにより、市場に革命をもたらしたことはご存知でしたか?それは後に、1995年に発表された環境にやさしい水性ベースコートライン“オニキスHD”と、革新的なカラーマッチングツール“カラーマスター”へと繋がっているのです。
まとめ
作業者目線で考えると、本当にメーカー一つ一つに癖があります。
良い癖もあれば、ちょっとなと思う事もありますが、数多くのメーカーがある事によって、より良い製品が生まれているのだと思います。
メーカーによって価格も様々で、やはり欧州車塗料の方が高額で、質も良いとされています。
しかしメーカーの中にもハイクラス、ロークラスと製品によって分けていますので、良いメーカーで塗装しているから良いという事ではなく、その中のどんな製品で塗装をしているのかが重要となります。
でも言うまでもないと思いますが、技術力が一番重要です。