音声でもご紹介してますので、聴きながら記事を見ると分かりやすいです(^ ^)

どこから見てもスポーツカーなポルシェボクスター。
グイグイと走っていける印象のあるポルシェボクスターですが、フロントバンパーの下側は傷ができやすいところ(>_<)

駐車場やちょっとした段差で傷が出来てしまってメーカーへ持って行くと

「あ～これは、交換ですねぇ～」

って簡単に言われちゃいます。

「カッコよく直したいけれど、交換までは、、、。」

そんな気持ちを奮い立たせてもう一度、「ちょっとの傷だから」と言っても、、、ほとんどの場合は通用しませんよね。

そんなとき、佐藤自動車ならメーカーさんへ行って簡単に交換と言われてしまった傷でも、お財布にやさしく修理できるんです！(^^)/

それでは詳しくご説明いたしますので、最後までご覧ください。

ポルシェボクスター・フロントバンパー損傷状態

このポルシェボクスターの傷、どこかわかります？

パッと見た感じ、わかりませんよね？
でも、ちょっと角度を変えてフロントバンパーの左下側を見てもらいましょう。

さらにアップで。

車の左下って、やっぱり傷がつきやすいところです(>_<)
特にバンパーの下側の角は、ちょっとした段差や障害物があるだけで、ポルシェなどの車高が低い車は傷がつきやすくなります。

そして、
ドライバーからも左の下の角にあたる部分は見にくいもの。

場所的にも傷ができやすいところなので、
佐藤自動車でもポルシェに限らずかなりの数を修理させてもらっています！

ポルシェボクスター・フロントバンパーを削ります

さて、次の画像を見てください。

フロントバンパーの傷が黒くなっている少し上にテープが横向けに貼ってあるのがわかるでしょうか。

この横向きのテープ、何のために貼っているのかというと、、、
フロントバンパーにできた傷を修理するとき、少しずつ丁寧に傷の部分を削っていきます。

丁寧に丁寧に、そして慎重に上に向かって削っていくんですけれど、そのとき傷がついていない、大丈夫な部分まで削ってしまわないようにテープで囲っているんです！

これ、経験がどれだけあっても、囲っておかないと上の方までどんどん削ってしまう可能性があります。

だから、大切なお客様のお車に間違いがあってはいけませんから、あらかじめ最初から「この辺まで止めたいよ」というところでテープを貼っておくということをやってます。

次の画像も同じです。

傷に対して下側をどこまで削るのかがきちんとわかるようにテープを貼っています。

こうすることで、傷を削る範囲が明確になるので、

「あっ、ちょっと上まで削っちゃった」

「あっ、ちょっと下側、はみ出して削ったよ」

というミスをゼロに近づけていくことができています。

で、傷の部分を修理するために削り終わったのがこちらの画像です。

きれいにテープを貼って囲んである間だけが削れています(^^)

無駄に大丈夫な上を削ったり、下側へ削るのを広げたりしていません。
最低限、傷の修理に必要な部分だけ、小さく収まっていることがわかってもらえると思います。

この範囲が広ければ広いほど、お財布にはきびしくなりますし、もっと範囲を広げたのが「交換」という方法になります。

でも、佐藤自動車なら、
こんなふうに傷を修理する部分も最小にしていますので、修理範囲が小さくなりお財布にもやさしいというわけです(^^)/

さて、もう一度先ほどの画像を見てください。

よ～く見てみると、削った部分に黒い点が少し残っています。
これは傷が深かったため、削ってもまだ傷が残っている証拠。

こういう深い傷ですが、
バンパーを削ってしまうという方法もあるのですが、あまり削りすぎるとバンパーの膜厚（厚みですね）がどんどん薄くなってしまうんです(>_<)

あたりまえですが、削っているので薄くなります。
薄くなっても強度的に大丈夫なら構わないのですが、深い傷の場合削りすぎるときれいにはなるけれど、ペコペコしてしまい強度的によくないことがあります。

だから、佐藤自動車では、
深い傷があってもこの辺の「いいところ」で削るのはやめるようにしています！

確かに傷は深くても浅くても全部削り落とすのが一番いいんです。
パテを使わずに直すという方法が一番いいという考え方もあります(^^)

でも、削りすぎてお車の強度に問題があってはいけません。

安全に走れてこそ車は楽しいものですから。

佐藤自動車は、
こういう気持ちを大事にしたいので、パテを使った方がいいというように考えて修理しています(^^)

ポルシェボクスター・フロントバンパーの傷修理

お車の安全までを考えてパテを使い、形を整えたのがこちらの画像です。

よーく見てもらうとわかりますが、パテがうすーくついているのがわかるでしょうか。

パテは「うすーく」つけるのがプロの基本。
そして佐藤自動車ではパテにも手を抜きません(^^)/

このパテは「紫外線硬化型」と呼ばれるもので、しっかり硬くなってくれる優れもの。
特に今回の傷は、傷ができやすいフロントバンパーの左下側ですから、万が一またぶつけたとき、硬いパテだと一般的なパテのようにポロポロと情けなく落ちていくこともないです。

もしぶつかったときにも、
毅然としていられるような強度のパテがいいと思って、ちょっと値段は高めですけれど佐藤自動車では使わせていただいています(^^)

ポルシェボクスター・フロントバンパーを整えます

パテを使って形の整えが終わったので、次にパテの上から下地処理剤を塗ってあげます。

下地処理剤を塗り、研くことで最後に塗装するホワイトが馴染みやすくなるんです。
で、この画像が下地処理剤である「サフェーサー」を塗装したところです。

サフェーサーを塗った後は、しっかりと研き小さな傷も残さないように、さらに形を整えていきます。

手を抜くところだと、この工程をしっかりやらないので、修理が終わった後プロが見ると、

「あ～、修理したんだなぁ」

って、一発でわかっちゃいます(>_<)

佐藤自動車では、
修理した後、プロが見てもわからない修理を目指していますので、こういうちょっとしたところにもこだわってさせてもらってます(^^)

サフェーサーを塗って磨いたのがコレ。

いい感じではないでしょうか(^^)

でも、ここで終わって塗装じゃないんです。
ここからさらに最終的な形へと整えるため、ここからは「手」の感覚だけで削っていきます。

• 下から透かしてみたり
• 横から透かしてみたり
• 上から透かしてみたり

様々な角度から見て、触ってOKという段階まで何度でも形を整えます！

ここまでの完成度をクリアして、やっと塗装へと進みます。

ポルシェボクスター・フロントバンパーをお財布にやさしく塗装

塗装が終わったところです。

この画像だけですとわかりにくいですが、
実はバンパーの塗装、バンパーを外さずに塗装しています。

バンパーを外した方が良いときもあるんですけど、ポルシェボクスタークラスだと、バンパーを外すと2万～3万円のプラスが必要になってしまうんです。

ですから今回はお客様と相談した結果、バンパーは外さないでおこうということになりました。

バンパーを外さなければ、少しでも安く終わりますので、今回はいい選択かなと思っています(^^)

今回はこういった下側の傷なので外さずに済んでいるんですけど、
もし違うところの傷だったり、外したりした方が車的にいいですよ、という場合にはお客様と相談させてもらっています。

「これなら外した方がいいですね」とか「これなら外さなくてもOKです」とか。

傷の状態や車の強度。
後はお客様がどんな修理をされたいのかを、佐藤自動車ではお聞きしてプロとして最適なご提案をさせてもらっています(^^)

ポルシェボクスター・フロントバンパー傷修理の完成

塗装が終わって納車を待つばかり。

かなりキレイに仕上がっていると思います(^^)

もう少し寄ったのがコレ。

修理したのがわからないくらいだと思います。

これは傷を削ってなくし、元の形に戻すという技術と、もうひとつは塗料にもこだわっているから、ここまでキレイに出来上がっていると私たちは考えています。

佐藤自動車では、
輸入車の塗装には輸入車用の塗料「スタンドックス」というものを使わせていただいています。

メーカーさんではスタンドックスを使っているところが多いです。

だから、佐藤自動車でも同じ塗料を使うことで、お客様にご満足いただけると思って使っています(^^)

• 日本車には日本の塗料
• 輸入車には輸入車の塗料

塗料にもこだわりを持ち、使い分けることで、よりお客様に喜んでいただけるんじゃないかと思っています。

これで、ポルシェボクスターのフロントバンパーを外すことなく、交換もすることなく、お財布にやさしく修理できるのがお分かりいただけたのではないでしょうか？

修理できるものはプロの技術でキレイに修理。

これが佐藤自動車を選んでいただいている理由なのだと思います(^^)