音声でもご紹介してますので、聴きながら記事を見ると分かりやすいです(^ ^)
今回はBMW、3シリーズのフロントバンパー修理の模様をお届けします!
この修理、相談いただいたきっかけはフロントバンパーの左下についたキズ修理だったのですが、お車の状態を見たところなんと・・・
キズの修理よりも、パラパラと塗装が剥がれている方に気がいってしまったという修理です。
それではさっそく、キズの状態から見ていきましょう!
目次
BMWの3シリーズ フロントバンパーのキズの状態
上の画像を見ていただくと、下のところに茶色のキズがあるのがおわかりいただけると思います。
これはお客様がぶつけてしまったところなんです。
このキズそのものは佐藤自動車にとって難しい修理ではありませんから、すぐにキレイになるなと思いました。
しかし、よ~くフロントバンパー全体を見ると、、、
なにコレ?フロントバンパーはキズだけじゃなかった・・・
ぶつけてしまってついた茶色のキズよりも、
フロントバンパー全体の塗装がパラパラ剥がれてしまっているんです(>_<)
上の画像を近づいて見てもらうとわかると思いますが、見えにくいと思いますので少し拡大したのがコレ。
ドン!茶色のキズから上の方向へ行くと、赤い丸で囲った部分の塗装がパラパラと剥がれています。
別にお客様がぶつけられたわけでもないのに、塗装が剥がれているんです。
これ、残念ですが、車の顔の部分が汚く見えてしまうんです(>_<)
お客様もキズはもとより、塗装の剥がれがすごく気になると。
だから「これはもう交換でしょ」という考えでご来店いただいていたんです。
どうしてこんなことになっているのでしょうか?
少しご説明させていただきます!
お客様はこのBMWを中古で購入されたということでした。
そして、いつの間にか塗装が剥がれてきていると。
これですね、お客様が中古で購入される前に、
何度か修理されている車で、前に修理した塗装が剥がれてきているんです(>_<)この画像では剥がれている箇所は少しだけのように見えていますが、フロントバンパーの広範囲に剥がれているんです。
これだけ広範囲に剥がれているということは、
前の塗装をされたとき、塗装の前に下地処理をしっかりやっていなかったということが考えられます。
修理の中で下地処理は一手間かかります。
だから省いちゃうところもあるのでしょう。
でも、佐藤自動車では、
「キズやヘコミの修理→下地処理→塗装」
という順序で作業していますから、
塗料もキレイにノリますし、しばらくして塗装が剥がれてくるというようなことはありません(^^)/
この一手間でお客様のお車の価値も変わってきますから、やはりきちんと修理しておきたいものだなと思います!
で、こんな状態でしたので、お客様も「交換の方がいいですね」というお話でした。
確かに交換した方が、もちろんキレイになります。
でも、部品代とか調べると、やっぱり交換は高いんです(>_<)
ざっくり調べても20万円くらいかかると。
そこで佐藤自動車、お客様に相談させていただきました!
「もちろん交換の方がキレイになります。でも、修理だったら半額位で直りますよ。」
お客様も「だったら修理でいこうかな」ということで、
今回は交換ではなく修理させていただくことになったのです(^^)
BMWの3シリーズ フロントバンパーの塗装を全部剥がす
まずはフロントバンパーを車本体から外します。
その後、外したフロントバンパーの塗装を削り落としていきます。
色が変わっている部分(白じゃない部分)が削り落としている部分です。
かなり広範囲に削っていることがわかると思います。
このとき機械で削っていって、剥がれるところは全部剥がすと。
次の画像を見てください。下側もどんどんと削ってます。
ここからさらに「もう剥がれない!」というところまで前の塗装を削り落としていきます。
徹底的に剥がれる原因になる、前の塗装を剥がしておくのがポイントです(^^)/
ここまで削り落としたら、次に一手間かかる「下地処理」を行います。
BMWの3シリーズ フロントバンパーを一手間かけて下地処理で整形
下地処理剤(サフェーサーというものです)をフロントバンパー全体に塗装しています。
ここ、まだ色を塗装しているんじゃありません。
色を塗装するための「下地」を整えているところです。
反対側の画像がコレです。このように全体に下地処理剤を塗装することで、後の見た目が変わってきます(^^)
また、下地処理剤を塗装してから、すぐに色を塗装するのは良くありません!
最後の色を塗装する前に、
下地処理剤の表面を削って下地を整え、その上に色を塗装していくのが美しい仕上がりになる法則です。
BMWの3シリーズ フロントバンパーの塗装スタート
それでは下地処理も終わったので、塗装をスタートしていきます。
まずは右側部分を見てください。次に正面。最後に左側。フロントバンパー全体にまんべんなく塗装ができるよう、塗装台にかけて準備をします。
BMWの3シリーズ フロントバンパーを際の際まで塗装完了!
塗装が終わったフロントバンパーです。
まずは右側から見た状態。次に正面から。最後に左側から。削ったところだけ中途半端に塗装するよりも、全体的に塗装すると、際の際までキレイに塗装することができます(^^)
これ、中途半端に塗装して際までやっていないと、
またそこから剥がれてくることになるんです!
ですからフロントバンパー1本丸々塗装すると。
これが長い目で見ても正解な方法です。
後、こういう塗装の話になると気になる人もいると思うんですが、ディーラーさんやメーカーさんで
「他では同じ色にならないですよ~、いいんですか~」と、半ば決めゼリフのように言われることがあります。
これですね、確かに同じ色にならないお店もあります。
しかし佐藤自動車の場合は
ディーラーさんやメーカーさんが使っているのと全く同じ「スタンドックス」という輸入車用の塗料を使っています。
メーカー指定塗料を使っていますから、佐藤自動車で塗装した場合「全く同じ色」にすることができます。
こういった、ちょっとしたところにもこだわって、
お客様の大切なお車を新車のように直したいと思っております(^^)/
BMWの3シリーズ フロントバンパーのキズと塗装剥がれ修理完成
塗装が終わったフロントバンパーを取り付けました。
このツヤを見ていただくとわかると思いますが、新車の状態になっております(^^)
もう少し近づいたのがコレ。ここまでキレイに直ったので、お客様からも「交換しなくてよかった」とお喜びいただけました(^^)
また、佐藤自動車は「永久保証」がついていますので、
これからいつまでも安心して大切なお車を乗っていただけると思います!
もし、あなたのお車(BMWでなくても)の塗装が
- パラパラ
- ポロポロ
- パサパサ
と剥がれていて「交換しようか」と考えておられるのなら、佐藤自動車へ一度ご相談ください!
交換した方が良いのか、修理した方が良いのか、わかりやすくご相談にのらせていただきます(^^)/