今回の修理事例はベンツCLA
- リヤバンパーの交換
- テールランプの交換
- リヤフェンダーの修理
なぜリヤバンパーを修理ではなく交換にしたのか?
何が得で何が損なのか、メリット・デメリットをご説明いたします。
ぜひ最後までご覧ください^ ^
目次
ベンツ、リヤ周りの損傷状態
電柱との接触!
パッと見ではリヤバンパーに凹みはなく傷がついて、テールランプが割れています。
簡単に考えると上記の通りなんですが、
「テールランプが割れているのにバンパーに凹みがなく傷だけ?」
そうです。その疑問合ってます。
お車を見ていただくと分かるのですがテールランプはバンパーよりも中にありますよね!そうなるとバンパーの出っ張っているところが先に接触するはずです。そう考えると、バンパーが先にぶつかりバンパーが凹んだことによりテールランプに電柱が接触しランプが割れてしまったはずです。
しかし、バンパーにはパッと見では凹みがない!
でもしっかり見てみると歪みが出来ていました。
これはバンパーが一度は凹んだのですが、また元に戻ったが少し歪みが残ったのだと考えるべきです。
これを見逃してしまうと全く見積もり金額が変わってしまいます。
完璧に修理したい場合はバンパー交換の方が良いですし、パッと見て綺麗になっていれば良いと言うお客様であれば傷だけ修理をご提案します。お客様の求める完成度によって修理か交換かのご提案は違います。佐藤自動車ではしっかりと拝見しプロの目でチェックしどちらもご提案ができるようにコース別でご提案しております。
ディーラー様や作業のプロでない方が見積もりをする工場ですと、ここまで判断が出来ないので思った通りの修理ができないこともありますし、売る時の価値が下がり損してしまう可能性があります。
少しでも知識を持って修理工場にお見積もりに行かれることをおすすめ致します。
バンパーを外した中にも凹みと歪みが・・・
バンパーを外してみると・・・
先ほどバンパーが一度凹んで戻っているとお伝えしましたが、バンパーが凹んだ時の勢いで中まで凹んでしまったのです。
凹みだけなら良いのですが、1枚目の画像でじっくり見てもらうと割れができています。
この割れは塗装の割れとは違いシーリング材が割れているのです。シーリング材と聞いてお分りいただける方もいると思いますが、隙間を埋めて中に水などを侵入させないためのゴム製の素材です。これが割れていると言うことはこのままにしておくと中に水が入ってしまう可能性があり、見た目だけの問題ではなくお車の価値の問題となってきますので、しっかりと再度シーリング加工が必要となります。
これを見逃すと・・・・
お車の修理はどこで修理しても同じだから一番安い工場で修理してもらおうと安易に考えずに、細心の注意を払ってご依頼いただくのが良いと思います。お車をどこまで大事にされてるかによりますが!
バンパーの仮合わせが必要な理由
バンパーの仮合わせ
ベンツCLAの新品バンパーは塗装がされていません。
輸入車(外車)バンパーは大抵そうなんですが塗装がされていないのでその工場で色合わせをして塗装をします。もちろんディーラー様でも同じことです。
塗装をする前にすることは仮合わせです。
なぜ仮合わせが必要なのかと言いますと、新品部品であっても完璧とは限らないからです。
新品は新品でしょと思われるかもしれませんが、1ミリのズレなんてのはよくあることで5ミリもズレていることもあった位です。
それを塗装してしまってからでは加工することもできませんし返品もできません。
そのためには先に仮合わせをして部品の良し悪しの判断をしなければならないのです。この一手間がお車の仕上がりを大きく左右いたします。
しかも今回のベンツCLAはバンパーの重なり合うリヤフェンダーが押されて歪んでいましたので、それを確認する為にも仮合わせが必要でした。
板金作業とバンパー仮合わせ後に塗装
仮合わせ終了後塗装に入ります。
お車一台一台色が違うので、このお車にあった色を作り塗装をしていきます。
塗料って買うんでしょ!と思われている方が多くいらっしゃいますが、どこの工場でもディーラーでも色を作って塗装しているのです。なので仕上がりは技術力で差が出るのです。
よくお客様が
「ディーラーで修理しないと塗料が違うから同じ色になりませんよ!って脅されたんだけど佐藤自動車だと色が変わっちゃうの?」
とご質問されることがありますが、佐藤自動車ではメルセデスベンツの指定塗料になっている「STANDOX」スタンドックス塗料を使って塗装しているので、全く問題ございません。
佐藤自動車では
日本車には「関西ペイント」、輸入車(外車)には「スタンドックス」と使い分けてこだわって塗装させていただいておりますのでご安心ください。
リヤフェンダーの塗装
リヤフェンダーの塗装
歪みの修正し、シーリングを再施工して塗装しています。
シーリングをしてから塗装をすればバッチリ大丈夫です。ご安心ください。
ベンツCLAリヤ周りの修理完成
完成です ^ ^
お客様のご要望通り、ご期待以上に修理できたと思います。
お客様のご要望は、
事故車にならないことと、お車にとって一番良い修理方法で修理してほしことが前提でした。
その為には、リヤバンパーは修理せずに交換にしてリヤフェンダーは交換せずに修理する。
車両保険を使用しての作業でしたので、上記のようにご提案させていただきました。
大変お喜びいただき私共も嬉しく思います。
お車の価値を考えるなら
神奈川県川崎市の「キズ凹み修理の専門店、株式会社 佐藤自動車」にお任せください。
ご相談お待ちしております。