アウディQ５の板金塗装【大きなヘコミも修理で半額！】その事例

アクシデントで傷ついたお車を直したい！と思ったとき、真っ先にディーラーさんへ依頼しようと思われるかもしれません。
しかし、いざ見積もりを取ってみると、その金額の高さに驚かれる方も多いのではないでしょうか。

ディーラーさんでは「パーツの交換」と言われることが多いです。

しかし、少しでも費用を安くしたいのであれば、「元のパーツを使った修理」がおすすめです。

技術力がある工場ならば、大きな凹みができてしまっているパーツでも、元どおりにすることが可能です。

今回はそんな具体例として、アウディの Q5、フロントドアおよびリアドアパネルの板金修理事例をご紹介します。

ディーラーさんであれば、間違いなく、リアドアパネルは交換になってしまうというレベルの大きな凹みでした。
しかし、当社では修理対応をさせていただき、無事にお車を綺麗にすることができました。

では、実際どのように修理をしていったのかをご説明します。

1 アウディQ５損傷状態
2 交換レベルを板金で！
3 パテからの下地処理
4 こだわり塗装
5 アウディQ５板金塗装完成
6 交換の半額で修理完成！

アウディQ５損傷状態

損傷状態の画像です。
白い塗装がはがれて、黒っぽく見えるあたりに、大きな凹みができています。

アップにしてみました。
しかし、この画像だとちょっと凹みが分かりづらいかもしれません。

損傷部分を、角度を変えて写したものです。
こうして見ると、歪みがあるのがお分かりいただけるのではないかと思います。

車のリアドアに隣の車が映っていますが、そちらを見ていただくと、映り込んだ車の影が曲がっていますね。
これは、車体に歪みができている証拠です。

交換レベルを板金で！

こちらは、板金後の画像となります。
フロントドアとリアドアに、それぞれ板金作業を行いました。
車体のラインを見ていただくと、綺麗に板金できていることがお分かりいただけるかと思います。

アウディQ5には、横方向に向かって、まっすぐにラインが入っています。
この部分がぶつかった影響で歪んでいましたが、ラインが板金でぴったりになるよう整えました。
まっすぐなラインを復元するには、熟練の技が必要です。

角度を変えて見てみましょう。
綺麗なラインがまっすぐ入っていますね。

高い完成度に仕上げるために、時間をかけてやらせていただきました。

パテからの下地処理

こちらは、パテをつけたところの画像です。茶色っぽく見えるのがパテです。
パテを薄くつけて、そこからより正確な形を整えていくということですね。

パテの調整作業は、基本的に手作業です。
技術者が手で研いで、綺麗な形になるように微調整を繰り返します。
機械では大まかな形しか作れないため、完璧な形に仕上げるには、どうしてもプロによる細かい手作業が必要になります。

こちらが、下地処理をする前の段階です。
パテをしっかり研ぎ落として綺麗に形を整えたあと、下地処理剤（サフェーサー）を塗装します。

画像のようにマスキングペーパーで囲って、他のところにサフェーサーが飛ばないように養生するわけですね。
サフェーサーはスプレーガンで塗装していきますが、やはり、どうしても飛沫が周りに飛び散ってしまいます。
余計なところまで溶剤がつかないように、しっかり囲ってから、塗装していきます。

こだわり塗装

塗装前の画像です。
サフェーサーを吹き終わって、そこからペーパーで形を整えました。

ここから、本格的にボディーカラーを塗装します。
今回のアウディは、ホワイトをつけていきます。

こちらが、塗装が完成したところになります。

塗料は、アウディの認証塗料であるスタンドックスを使っております。
色をつけてから、保護のために「クリア」をかけていますが、これもスタンドックスの種類の1つです。実は、塗料にはいろいろな種類があるんですね。

さらに、スタンドックスの中にもグレードがあります。
佐藤自動車では、アウディのような輸入車の場合は、上級クラスのクリアを使っています。
やはり上級クラスになると質が良く、傷が入りにくい、固くなるといった仕上がりになります。
値段は少し高くなってしまいますが、佐藤自動車が求めるクオリティーのためには、良い材料は必須です。