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板金塗装・傷修理事例

ミニ【MINI】塗装が剥がれた!なぜ剥がれるの?ボンネット。クリア塗装全体修理

「車の塗装が剥がれた!」
「ボンネットの塗装が劣化してしまった!」
このような塗装のお悩みは非常に多く、当社・佐藤自動車もたくさんのお客様からご相談をいただいております。

ボンネットは、特に塗装が剥がれやすい部分です。中にエンジンが入っていますので一番熱くなりやすく、そのうえ、一番太陽を浴びるところになりますので、どうしても劣化しやすいんですね。

今回はボンネットを扱った事例としてミニ【MINI】の塗装の剥がれ全体修理をお伝えします。
剥がれた塗装を削り落とし、綺麗に再塗装し直したものです。

生まれ変わったように綺麗になりますので、同じようなお悩みをお持ちであれば、ぜひ参考にしてみてください!

ミニ・塗装剥がれ

まずは修理前の画像をご覧ください。
黄色い枠で囲っている部分がありますが、すべて塗装が剥がれてるところになります。
他にも、もうすぐ塗装が剥がれそうな予備軍とでもいうべき箇所もあります。

完全に塗装が剥がれている部分はもちろん、これから剥がれそうな部分もたくさんありますので、そういうところも含めて全部修理していきます。こちらは、修理箇所をアップにした画像です。
少し黒ずんでいる部分があることがお分かりいただけるかと思いますが、ここはクリアが剥がれてしまっている箇所になります。

こちらの画像でも、塗装が剥がれているところを黄色い丸でマークしています。

剥がれているところに、お客様が筆かペンで色を塗っていたと思われる跡がありました。
今回の修理では、こういった部分もすべて削り落として、当社のほうで塗装をしていきます。

それでは、実際どのように作業していくのかを写真とともにお伝えします。

塗装を削り落とす

こちらは、塗装を全部削り落としたところの画像です。
削らなければいけないところを全部削った、という形ですね。車の表面が、白と赤のまだら模様になっていますね。

さて、塗装というのは、車のボディーに赤色の塗料だけが塗られている、というわけではありません。
塗装の表面には、クリアという透明な保護膜があります。

ミニの写真を見ていただくと、赤色の上に、白というか肌色っぽく見えてるところがありますが、これはサフェーサー(下地処理剤)です。
車の表面には、まずクリアが一番上にあって、次に赤の塗装がされており、その下にサフェーサーが施されています。というのも、鉄板に直接塗料をつけるわけにいかないので、必ず下地処理剤をかけてから色を置いていくんですね。
このように、車の表面というのは、違う種類の層が重なった構造になっています。

クリア層は劣化していましたので、基本的にすべて剥がしていきます。赤色の層は、劣化している箇所としていない箇所があり、あちこちに傷も見られました。

塗装面の傷を直すときは、鉄板のところまで削る必要があります。表面の状態に合わせて、ところどころ多く削ったり少なく削ったりしているので、ミニの表面がまだら模様に見えるわけです。

下地処理剤塗布

こちらは、サフェーサー(下地処理剤)を施したところの画像です。
当社では、紫外線硬化型のサフェーサーを使っています。

少し透けてるように見えるかと思いますが、これは透けていないと駄目なタイプのサフェーサーなんですね。
透けていることによって、機械から照射された紫外線が内部まで到達するので、しっかり固まるんです。

分厚く塗装しすぎると紫外線が内部まで届かず、処理剤が乾かなくなってしまうので、実は高い技術力が要求される作業なんです。

さて、ボンネット丸々1枚をこのようにサフェーサーで下地処理したあとはすぐ塗装!・・・というわけではありません。

検査が終わったあと、さらにここから微調整をしていきます。やすり(ペーパー)で削っていって、形を整えていきます。車を完璧な形で直すには、こういう細かい作業がとっても大事なんですよ。

作業中にボンネットをつけたままだと、他のところに傷をつけてしまったり、際のところまで全部削れなかったりという可能性があります。また、塗装自体も中まで綺麗に仕上がっていかないので、ボンネットは外して作業しています。

塗装

こちらは、塗装が完成したところになります。

先ほどお伝えしたように、車の塗装は層が重なった構造になっています。外側から、クリア層、赤い塗料の層、下地処理剤のサフェーサー、そして鉄板です。
今回も新車と同じ構造を再現しておりまして、画像はちょうどクリアが終わったところで撮影しました。

クリアは、保護膜として車の色を守ってくれるだけでなく、綺麗なツヤも出してくれるんです。新しい車がピカピカに見えるのは、クリアの力が大きいですね。
修理のときも、しっかりとクリア塗装をしてあげることによって、まるで新車のような塗装感が生まれます。

ミニ塗装剥がれ修理完成

こちらは、修理が完成したところです。
作業途中ではまだら模様になっていたボンネットも、とても綺麗になって、まるで新車のように違和感なくできているんじゃないかと思います。

塗装剥がれ知識と経験の違い

今回は、BMWミニのボンネットの塗装の剥がれ修理の事例をお伝えしました。

どんな車種でも、ボンネットは塗装が剥がれやすいところになります。
エンジンが下にありますので、どうしても塗装が熱を帯びて劣化しやすいですし、紫外線も一番当たりやすく、さらに雨も汚れも全て受けるところになりますので、塗装が剥がれてしまうんですね。

当社・佐藤自動車では、このようなボンネットの修理事例を数多く取り扱っております。
たくさんのお客様からご相談をいただいておりますので、豊富な知識と経験、培われたプロの高い技術がございます

大切なお車の塗装は、ぜひ当社・佐藤自動車にお任せください!
お問い合わせをお待ちしております。