レクサス・ES ／バンパー傷修理、脱着修理する理由【価値の問題】

「お車の価値を下げない修理をおこない、査定に響かないようにする」
これは、当社・佐藤自動車が大事にしているこだわりです。

今回は、そんな具体例として、レクサスのESの修理事例をご紹介します。

レクサスのESは、フロントバンパー左側の下部分に傷ができてしまっていました。
おそらく、出っ張った部分がブロックに擦ってしまったのではないかと思われます。

それでは、実際の修理過程を、画像と共に解説していきます。

1 レクサス・ES損傷状態
2 脱着修理する理由
3 バンパー修理
4 こだわり塗装
5 レクサス・ES修理完成
6 車の価値を下げない提案

レクサス・ES損傷状態

こちらが、損傷状態の画像です。
前方タイヤ付近が黒っぽくなっているのが、お分かりいただけるでしょうか。

こちらは、損傷部分をアップにした画像です。
拡大してみると、傷がよくお分かりいただけるかと思います。
傷のほか、歪みもできてしまっていたため、すべて修理していきます。

脱着修理する理由

フロントバンパーを外さずに修理することもできますが、お車が高級車ということもあり、バンパーを外す修理方法をご提案させていただきました。
こうすることによって、お車の価値を下げない修理が可能となります。

バンパー修理

こちらは、バンパーを外して作業をおこなっているところになります。
センサーやダクトといった細かい部品も外して、傷を削り落としました。

バンパーには多少の歪みがあったため、薄くパテをつけて、形を作ります。

佐藤自動車では、紫外線硬化型のパテを使っています。
紫外線で完全硬化するため、後から不具合が起きないという利点があります。
そのため、当社自慢の「永久保証」がご提供できるというわけです。

傷を削ってパテで形を作ったら、次は下地処理になります。

レクサス・ESのバンパーには綺麗なラインが入っていますが、このラインのところで、サフェーサーを止めるのがポイントです。
ライン部分など、角の部分でサフェーサーを止めると、段がつきにくいんですね。
段ができないということは、仕上がりの形が綺麗になりやすいということです。

このように、当社では完成度が高まるやり方を選んで、作業をおこなっています。

こだわり塗装

こちらは、塗装前の段階を写した画像です。
マスキングペーパーで覆い、しっかりとテープで止めることによって、他のところまで塗装の飛沫が飛ばないようしてあります。

なお、今回のレクサスESに関しては、パーツを丸々全部塗装する必要性はありません。
ぼかし際が下の部分だけになるため、全面塗装する意味がないということになります。

全面塗装になれば、それだけ修理にかかる費用も高くなってしまいます。
そのため、値段を抑えるためには、塗装も極力小さく抑えてあげたほうがいいというわけですね。
このような理由から、塗装は下のところで止めているということになります。

塗装の基本は、無理やり大きく広げるのではなく、できるかぎり小さく抑えることです。
純正の塗装を残したほうが、お車にとって良いからです。

こちらは、塗装が完成したところの画像です。
室内を60度以上にし、30分から1時間くらい温めることによって、塗料を完全に固めています。
当社・佐藤自動車では、完全密閉型の塗装ブースで塗装しているため、新車のような肌感やツヤ感を再現することができます。
シャッターで空間が密閉できるため、小さなゴミやホコリもつきません。