「車を直すとき、できるだけ修理費用を安い金額に抑えたい…」
「外国車だけど、ディーラーではない修理工場でちゃんと元どおりにできるのかな?」
今回は、このようなお悩みをお持ちの方向けに、BMW・2シリーズのリアバンパーの修理事例をお伝えします。
深いレッド色が印象的な今回のお車ですが、擦過傷がついてしまっていました。
おそらく、ぶつかり方としては、バックで下がっているときにブロック塀にぶつけてしまったのではないかと思います。
実際にどのように修理をしていくのか、画像とともに、具体的にご説明します。
BMW(レッド色)損傷状態
こちらは、損傷状態を写した画像です。
バンパーを擦っているだけでへこんではいませんでした。
そこで、傷を削り落としてからパテをつけて直していく、という作業をおこなうことになりました。
今回のようなケースでは、一回バンパーを外してから、作業をする必要があります。
理由としては、バンパーにセンサーがついているため、そして、傷が広範囲であるためです。
このような場合は、いったんバンパーを外すことで、スムーズに修理できるんですね。
傷・エグレ修理
バンパーを外してから、傷を全部こまかく削っていきました。
ペーパーを使った傷の削り方には、正しい順番があります。
いきなり細かいペーパーの番手でやっていくと歪んでしまうことがあるので、最初は荒いペーパーを使います。
「ダブルアクションサンダー」という機械を使って、傷の表面を削っていきます。
番手としては、180番から始めて、240番、320番まで細かくしていきます。
傷を消したあとは、パテを薄く付けて、形を整えていきます。
形を整えるのは、すべて職人による手作業です。
機械での作業には限界があるため、経験豊富な職人の手によって、表面を削いでいきます。
そのため、高い技術力が必要になるというわけですね。
こだわり下地処理
形を調整したあとは、下地処理をおこないます。
当社・佐藤自動車では、下地処理剤(サフェーサー)は紫外線硬化型を使っています。
ちなみに、パテも紫外線硬化型です。
紫外線硬化型のパテを研いだ後で、紫外線硬化型のサフェーサーを吹いていきます。
なぜ紫外線硬化型を採用しているかというと、完全硬化するため、後から不具合がでないからです。
良い材料なので、そのぶん値段も高いですが、質の高いものを使うことで、当社自慢の永久保証ができるということになります。
こちらが、UVサフェーサーを塗装したところになります。
ここから紫外線を照射して固め、完全硬化させます。
サフェーサーが固まったら研いでいきます。
「研ぎつけ」も機械でおこなうこともありますが、基本的には「手作業」です。
職人の技術によって、細かい作業を繰り返しながら作業を進めていきます。
ペーパーの番手としては、320番などから始まって、最後には600番以上になります。
600番となるとかなり細かいですが、ここまでやらないと、綺麗な塗装にはなりません。
細かいペーパーで研いであげることで、塗装の吸い込みなどの問題が起きない状態に持っていきます。
もし、手を抜いて荒いペーパーのまま塗装していくと、数ヶ月後に塗装の吸い込みが起きて、不具合が出る可能性があります。
激安店などは荒い研ぎつけで済ませていることがあるため、極端に安いお店でやってしまうと、お車を売るときに査定が響くということになります。
一方、当社・佐藤自動車では質の高い作業をしており、永久保証をおこなっておりますので、ご安心ください。
こだわり塗装
こちらは、塗装前の段階を写した画像です。
バンパーを全面塗装すると値段が高くなってしまうので、半分くらいで塗装を止めることにしました。
半分の塗装でも綺麗に仕上がりますので、お得になります。
お客様にもそのようにご提案させていただき、ご納得いただけました。
佐藤自動車では、外資系のメーカー指定塗料である「スタンドックス」を使用しています。
また、完全密閉型の塗装ブースで塗装作業をしているため、ホコリやゴミなどがつかず、新車ような塗装が再現できます。
質の高い塗料に、良い設備があることは、修理工場として大きな強みだと思っています。
こちらは、塗装が完成したところになります。
ご覧のとおり、ピカピカの良いツヤ感がでていますね。
塗装というのは、2種類に分かれています。
ボディカラーの塗料と、「クリア」と呼ばれるツヤの出るカバー剤です。
今回の場合は、まず赤色の塗料をかけて、その後にクリアをほどこします。
クリアも、値段が安いものを使ってしまうと、ツヤが悪かったりツヤが引けたりします。
そこで、当社では、メーカー指定の良い塗料を使っています。
完成前、磨き処理
こちらは、磨きが終わったところです。
塗装が終わっただけでは完成とはなりません。
そこから磨きをかけていって、新車のような塗装に再現していくということになります。
その時は、タイヤなど他の部分に磨き剤が飛ばないように、しっかりとカバーしながら作業します。
BMW(レッド色)修理完成
こちらは、修理が完成したところです。
まるで新車のように、綺麗に仕上げることができました。
どこに傷があったのか、もうまったくわからないような状態にできているんじゃないかと思います。
今回は、BMW・2シリーズのリアバンパーの修理事例をご紹介しました。
「センサーがあること」そして「傷が広範囲であること」から、バンパーを外して修理するご提案をさせていただき、お客様にご理解いただいたうえで、作業をさせていただきました。
ディーラーさんであれば、広範囲に傷があると、間違いなく高い修理費用がかかってきます。
というのも、新品パーツに交換することになるからです。
しかし、佐藤自動車であれば、ディーラーさんの半額以下で修理ができます。
もともとのパーツを活用することで、格安でお車を直すことができるわけですね。
ディーラーさんより格安で、かつディーラーさん以上の仕上がりをお求めの場合は、ぜひ当社・佐藤自動車にお任せください!
スタッフ一同、ご依頼を心よりお待ちしています。