この記事では、車両保険を使った、ベンツSクラスの修理事例をご紹介します。
今回の主な作業内容は、以下のとおりです。

• リアドアの交換
• リアフェンダーの板金
• リアバンパーを交換
• ホイールとタイヤの交換

リアドアはアルミパネル製であり、保険を使えるのであれば新品に変えたほうがいいため、交換でご提案しました。
リアフェンダーはかなり歪んでいますが、交換すると「事故車扱い」となってしまうため、修理で対応しました。

今回は、査定への影響を考えたうえでの修理事例となっています。
それでは、具体的にどうやって直したのかを見ていきましょう。

ベンツS損傷状態

まずは、ベンツの損傷状態をご覧ください。
わかりやすいように、テープをつけています。

損傷箇所をアップにした画像です。
周りの風景が、歪んで映っています。

リアフェンダーをアップにした画像です。
大きく歪んでいるのがお分かりいただけるかと思います。

こちらは、リアフェンダーを上から撮影したものです。
スポイラーとのズレが生じてしまっています。これは、かなり歪んでいる証拠です。

リアバンパーにも傷がついています。
傷がついただけ、という風に思えますが、よく見ると、歪みができています。

車の価値を下げない提案

リアバンパーの歪みを、斜めから撮った画像です。

リアバンパーについては、「交換」でご提案させていただきました。
なぜかというと、「バンパーは交換しても事故車扱いにならない」という特徴があるんですね。
そこで、新品パーツに交換することがベストだと判断しました。

ベンツSのような高級車は、どうやって直すかで査定に大きく影響します。
査定に響かず、しかし完成度が高くなるように、お車にとって一番いいやり方を選ばせていただきました。

ドア交換で凹み確認

こちらは、ドアを開けたところの画像です。
こうして見ると、衝撃で中のほうまで押されているのが分かります。

タイヤとホイールを写した画像です。
ご覧のとおり、傷が入ってしまっていますね。

保険会社に認めてもらえるため、こちらも交換させていただくことにしました。

スポイラーを外したところの画像です。
外してみると、内部まで押されていたことがよく分かります。

外からは見えなかった部分も、実際には傷ついている、ということはよくあります。
こういったところも見落としをせず、完璧を求めて、しっかりと修理させていただいております。

ドアを新品に交換したところの画像です。
色は黒いですが、他の部分とツヤ加減が違うことがお分かりいただけるでしょうか。

実は、新品ドアには色がついておらず、黒いんです。
そこで、当社佐藤自動車で色を作り、塗装していくことになります。

日本車でも外国車でも、新品部品には色がついていません。
そこで、後から色を塗る必要があります。これは、ディーラーさんでも同じです。

佐藤自動車では、メーカーの認定塗料である「スタンドックス」を使用しています。
さらに、目視だけでなくコンピューターも活用して、お車の色を作っています。
この方法であれば、他の部分とまったく同じ色を作ることができるため、色違いになることがありません。

新品ドアをつけると、リアフェンダーがどこまで歪んでいるのかが分かります。

ここからは、新しいパネルをつけて、それを基準に板金をしていくという流れになります。
ドアを交換せずに、歪んだドアのまま板金をしてしまうと、高さなどがうまく合いません。

そこで、まずは最初に交換部品をつけて、それに合わせて作業を進めていきます。

事故車扱いにならない板金方法

こちらは、板金が終わったところです。
何度も開け閉めを繰り返して、ドアの高さやバンパーとの隙間などを調整しながら、板金を施していきます。

こちらは、パテをつけたところの画像です。

板金をしたあとはパテを薄くつけて、職人の手の感覚だけで、形を整えていきます。
これは、高い技術力を要する作業です。
当社ではプロの職人が時間をかけて、丁寧に形を使っていきます。

こだわり塗装

こちらは、パテを削り落としたあとに、下地処理剤（サフェーサー）を塗装したところです。
後から不具合がないように、佐藤自動車では、紫外線硬化型のサフェーサーを使用しております。

こちらは、先ほどご覧いただいた、新品ドアの画像です。

塗装がされていない部品を、これから塗装していく、という段階になります。
表側も裏側も塗装する必要があるため、いったんドアを外して、裏まで塗料をつけられる状態にします。

ドアの塗装が終わったところです。

新品部品を塗装するときも、下地処理剤（サフェーサー）をつけてから作業しています。
なぜかというと、下地処理剤をつけないと、密着不良を起こす恐れがあるためです。

当社は、下地まで永久保証をさせていただいていることから、このような点にも気を配っています。

こちらは、リアフェンダーを塗装したところです。
佐藤自動車では「スタンドックス」という高品質の塗料を使っているため、良い色を出すことができています。

塗装作業は、完全密閉された「塗装ブース」の中で行っています。
良い材料に加え、良い設備を使うことで、綺麗で完璧な塗装ができます。

なお、新品のリアバンパーに関しても色がついていないため、同じように塗装をしています。

ベンツS板金塗装完成

こちらは、修理が完成したところです。
まるで、新車のようにピカピカになっていると思います。

述べてきたとおり、リアドアは交換しています。
リアフェンダーは、お車の価値を下げないように、板金で対応しています。
リアバンパーについても、交換対応しました。

保険を使う場合、修理代がいくらかかっても、来年の保険料に影響することはありません。
そのため、お車に一番良いやり方で作業させていただきました。

こちらは、お車のシステムがちゃんと動くかどうか、チェックしているところです。

部品交換などを行うと、配線を全部外すことになります。
そのため、最後にコンピューターに通して、安全上問題ないように確認をするわけです。
エアバッグ機能などをチェックして、すべて問題ないと判断したうえで、お客様にお出ししています。

大満足いただきました

今回のお客様は、何度もご利用いただいているリピーターの方でした。
数ある工場さんの中から、佐藤自動車の技術を認めていただき、とてもありがたいことだと感じています。

当社佐藤自動車では、車両保険をご利用の場合、「工賃の10%分をキャッシュバック」というサービスを行っています。
また、「永久保証」も提供させていただいております。

お金が返ってくるお得さに加え、ディーラーさん以上の保証もおつけできるところが、当社の大きな強みです。

実費で直す場合は、できるだけ安く、しかし、質に妥協しない修理を。
車両保険を使う場合は、お車にとって一番いい修理を。

佐藤自動車は、お客様にとって最適なプランをご提案させていただきます。
ぜひ、お気軽にお問い合わせくださいね。お待ちしております。