「車をぶつけて、穴が開いてしまった!」
「バンパーが切れてしまった!」
バンパーの損傷は、多くの方からご相談いただく事例です。
今回は、フォルクスワーゲン・ポロのリヤバンパーの穴を修理をご紹介します。
こちらも、ディーラーさんであれば新品と交換、と言われてしまうようなケースでしたが、当社にご依頼いただき、しっかりと修理させていただきました。
どうすれば修理できるのか、画像とともにお伝えしていきます。
バンパーに穴!損傷状態
こちらは、損傷状態のを写した画像となります。
写真ではちょっと見にくいですが、画像の右下部分に穴が見えるのがお分かりいただけるでしょうか。
何かにぶつけた勢いで、ざっくりと穴が開いてしまったと思われます。切れてしまっているというほうが正しいかもしれません。
これから、切れが入ってしまった部分を元どおりに修理していきます。
修理のやり方としては、まずバンパーを外します。
なぜバンパーをつけたままではなく、わざわざ外すかというと、表と裏の両方から作業して穴をふさぎたいからです。
表からだけの作業だと綺麗にいかず、しっかりと穴をふさげないんですね。そのため、裏からもふさいであげます。
ぶつかった箇所は、いきなりそのまま穴埋めをするのではなく、先に周囲を少し削ってから形を整えます。
穴が開いた衝撃の影響は周りにも波及していて、表面が盛り上がってしまっているからです。
そのため、影響が出た部分をならしてあげる必要があるわけです。
周囲の調整が終わったら、その後に穴埋めを進めていきます。
バンパー穴・確認
こちらは、穴が開いているところをクローズアップした画像です。
ぶつけたところが切れてるのが、お分かりいただけるかと思います。
こうして見ると、かなり深く切れてしまっているのが一目瞭然ですね。
ファイバーパテで穴を塞ぐ
こちらは、穴を埋めたところの画像です。
穴埋めの具体的な作業としては、切れてしまっているところを、まずはボンドで止めます。
その後に、ファイバー繊維が入っている紫外線硬化型のパテを付けて乾かします。
前述のとおり、表からだけではなく、裏からも紫外線硬化型のパテを付けます。
表裏両目からサンドイッチのように挟んであげることによって、後から不具合が出ないということになります。
ここでのポイントは、材料には、完全硬化するファイバー繊維が入っているということです。
ファイバー繊維が入っていると何がいいかというと、強度が増すんですね。
強度が出ることによって、同じ箇所がぶつかっても、また割れるリスクが少なくなります。
一度切れてしまったことによって、その箇所の強度は、必然的に下がっています。
そのため、ただ見た目を綺麗にするだけではなく、「強度を上げる」ことも大切になるわけです。
下地処理
こちらは、下地処理が終わったところになります。
パテを付けて、削って形を整えてから、下地処理としてサフェーサー(下地処理剤)を塗装します。
そこからさらにヤスリペーパーで研ぎ付けて微調整をおこない、形をしっかり整えてから、塗装をおこないます。
綺麗な仕上がりにするため、修理をした部分だけではなく、リヤバンパーをまるまる1本塗装していきます。
塗装のこだわり
こちらは、塗装が完成したところになります。
いいツヤも出て、綺麗になっていますね。
スタンドックスという高品質な水性塗料を使っており、これはディーラーさんでも使われている塗料です。
また、佐藤自動車では、完全密閉型の塗装ブースで塗装しております。
風や雨の影響を受けず、ホコリなども入ってくることがないので、安心して作業ができます。
腕のある職人が、良い材料を使って、良い環境で作業することによって、新車と同じようなツヤ感、肌感が再現できています。
バンパーの穴・修理完成
こちらは、修理が完成したところになります。
外したバンパーを取り付け、新車のようなツヤを出すために磨きをかけました。
どこに穴があったのか、わからないくらいになっているのではないでしょうか。
この後、ナンバープレートなどの部品を取り付けて、終了となります。
交換しなくて大丈夫です。
今回は、フォルクスワーゲン・ポロの修理事例をお伝えしました。
リヤバンパーがぶつかったとき、穴が開いたり切れたりしてしまっても、綺麗に直す手段はあります。
ディーラーさんであれば間違いなく交換になるようなケースでも、大丈夫。
佐藤自動車であれば、問題なく修理ができることをお伝えしたく思います。
ただし、交換した方が安い場合は、交換をご提案することもあります。
佐藤自動車では、お車ととお客様にとって何が一番いいのかを常に考えております。
交換と修理、それぞれのケースを調べながらアドバイスさせていただき、最後はお客様にご判断いただきます。
当社では、お客様のご希望を最優先していますので、こちらから意見を押し付けることは一切ございません。
ご安心いただき、ご相談いただければ、大変嬉しいです。
ご相談やお見積もりは無料で承っておりますので、お気軽にお問い合わせくださいね。