ドアの板金塗装では、なにが完成度を左右するのか!
ドアが鋭角に損傷すると、歪みが波及して、強度が落ちます。
重要なのは「その強度を復元すること」です。
これをおろそかにすると、歪みが復元できず、あとから凹んでくることも考えられます。
それでは、実際の修理でご説明いたします。
BMW、ドア損傷状態
こちらは、お車の損傷状態の画像になります。
少しお分かりいただけるかと思いますが、ぶつかった影響で、ぶつかったところ以外の周りの部分にも、歪みが走ってしまっております。
鋭角にぶつかるとそこで折れてしまうため、実際にぶつかったところよりも、大きく凹みや歪みが走ってしまいます。
その結果、どうなるかというと、「鉄板の強度が落ちてしまっている」ということになります。
鉄板が伸びてしまったことで、強度が落ちているんですね。
強度を保つために復元しないといけないので、板金としては少し大きくなります。
一度落ちた強度をまた元に戻すというのは、簡単ではありません。
見た目以上に、大変な作業になります。
ドアとドアの隙間についても、高さの調整をしなければなりません。
また、隙間の広さについてもしっかりやってあげないといけないので、板金修理は、想像以上に時間がかかる作業になります。
板金と見極めが重要な理由
こちらの画像をご覧ください。板金完成後になります。
「こんなにぶつかった箇所が大きかったの?」
「ここまで板金しなければいけなかったの?」
という風に思われるかもしれません。
板金が終わったところをご覧いただくと、「こんな凹みが大きかったんだ」「ここまで波及していたんだ」 ということがお分かりだけるかと思います。
歪みが波及すると、鉄板の強度が落ちてペコペコしてきます。
その部分を修正するためには、塗装を剥いで、鉄板に絞りをかけて、強度を保つように復元しないといけません。
そのため、このように広い形に塗装を剥いで、板金が必要となってきます。
下地処理の重要性
こちらの画像をご覧ください。
板金後に形を作るため、パテをつけたところになります。
パテをつけたあと、削り落としていきます。
削り落とす際には、薄くパテを残して研いでいき、形を整えます。
その後、下地処理剤(サフェーサー)を塗装をかけて、完璧な形にしていきます。
下地処理剤(サフェーサー)を塗る理由は、もう1つあります。
実は、パテのままだと、ボディカラーの塗装を吸い込んでしまうのです。
上の黒色を塗装したときに、そこをバリアして、塗装が吸い込まないようにするために、下地処理剤(サフェーサー)を塗装してから、上吹き塗装をかけるんですね。
ご覧いただいている画像は、下地処理剤(サフェーサー)を塗装する段階のものです。
サフェーサーが他のところに飛ばないように、マスキングペーパーで囲っています。
サフェーサーを塗装した後に、しっかりと正確に綺麗な肌にするべく削っていきます。
正確に削り落として、そこから塗装に入ります。
サフェーサーを削ぎ落としてから形を綺麗に整えて、塗装する前の段階までマスキングしています。
塗装のこだわり
こちは、塗装が完成した画像です。
歪みなどがまったく分からない形に見えているかと思います。
当社佐藤自動車では、スタンドックスという塗料を使っております。
このスタンドックスは、メーカーの指定塗料となっております。
ディーラーさんと全く遜色ない塗料を使って塗装を行なっておりますので、ご安心いただければと思います。
BMW、ドア板金修理で完成
修理の完成画像になります。
<画像5-2>
損傷箇所の歪みは、もうまったく分からなくなっているかと思います。
写り込んでいるお車を見ていただくと、凹みが無くなっていることが見てとれるんじゃないかなと思います(^^)
ツヤ感についても、佐藤自動車では良いクリア塗料を使っております。
そのため、完成状態ではこのように良い輝きを持って、お客様にご提供できております。
この記事では、BMW3シリーズのフロントドアとリアドアの板金修理について、ご説明させていただきました。
今回のようなケースは、メーカーさんやディーラーさんに依頼すると間違いなく交換となり、高額な修理代がかかってしまいます。
このようなときには、当社佐藤自動車をご利用いただけると嬉しく思います。
ディーラーさんと遜色ない仕上がりで、よりコストを抑えて、お車を元どおり綺麗にすることができますよ(^^)/
ご相談は無料で承っておりますので、ぜひお気軽にお問い合わせくださいね。